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松川公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松川とさくら

松川公園(まつかわこうえん)は、富山県富山市を流れるかつての神通川の名残りの川、松川の周辺に設けられた公園

概要

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面積2.5haの風致公園である[1]

松川の両岸には約450本のソメイヨシノが植えられ、満開の桜のトンネルの下を遊覧船が行き交う風景は風情があり、日本さくら名所100選に選定されている。4月上旬には、全日本チンドンコンクールが開催される。28点の富山県関係の作家による彫刻も設置されている。川沿いには、富山県庁富山市役所富山県警察本部、電気ビルなどが建つ。

歴史

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1934年7月、風雅会の35周年記念として、松川の堤に桜樹を植え、千歳桜の碑を建てた[2]

その後、富山大空襲により桜樹が焼失したが、1950年頃から隣接する磯部堤と共に市民の手により再び植えられ、現在に至っている[3]

当初は1947年1月27日に都市計画が決定され、1956年10月15日に開設された。1969年5月20日には正式に都市計画が決定された[1]

1981年度から3ヶ年継続事業として彫刻公園の整備が実施されることになり、1982年3月23日に最初の彫刻像の除幕式が挙行され[4]1983年7月21日桜橋から松川橋までの松川沿い1.3kmに亘る彫刻公園が完成した。総事業費は8,620万円[5]

脚注

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  1. ^ a b 『とやまの都市計画』(1987年3月、富山県土木部都市計画課編集)31頁。
  2. ^ 『富山市史 第二巻』(1960年4月15日、富山市役所発行)600頁。
  3. ^ 『富山さくらの名所』(2004年2月、富山県農林水産部森林政策課企画・発行)32頁。
  4. ^ 『富山市史 編年史』<上巻>(2015年3月20日、富山市発行)551頁。
  5. ^ 『富山市史 編年史』<上巻>(2015年3月20日、富山市発行)556頁。

外部リンク

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