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張升民

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張 升民
生年月日 1958年8月(67歳)
出生地 陝西省武功県
出身校 西北大学
中国共産党中央党校
中国人民解放軍国防大学
所属政党 中国共産党
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張 升民
各種表記
繁体字 張 升民
簡体字 张 升民
拼音 Zhāng Shēngmín
和名表記: ちょう しょうみん
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張 升民(ちょう しょうみん、1958年8月 - )は、中国人民解放軍の軍人。中国共産党の党員であり、第20回党大会代表、第19期・第20期中央委員、第19期・第20期中央紀律検査委員会常務委員・副書記、第13期・第14期全国人民代表大会代表を務める。

経歴

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1958年8月、陝西省武功県生まれ。

1978年2月に中国人民解放軍に入隊し、陸軍第47軍第141師団砲兵団指揮連の戦士として軍歴を開始した。在隊中に1981年2月から7月にかけて、蘭州軍区砲兵教導大隊で地砲指揮専門の訓練を受けた。また、1979年7月に中国共産党へ入党した。1981年8月からは、陸軍第47軍第141師団砲兵団ロケット砲営第3連で小隊長に就任した。その後、同年9月より同師団砲兵団政治処宣伝股の幹事を務め、1983年5月には第141師団政治部組織科の幹事に転じた。1984年7月、陸軍第47軍第141師団第422連隊政治処組織股長に昇格し、1985年2月に再び第141師団政治部組織科の幹事を務めた。1987年2月、蘭州軍区政治部辦公室政研室の研究員に着任した。この間、1984年9月から1987年6月まで西北大学の党政幹部基礎科自学試験大专班で学び、大卒資格を取得している。1993年4月、同政研室の副主任(正団職)に昇進し、同年11月には中国人民解放軍総政治部弁公庁政研室の正団職研究員として中央の組織に移った。1996年6月、同政研室の副師職研究員となり、1995年8月から1997年12月まで中国共産党中央党校政法専門函授本科班で学び学士号を取得した。1999年12月には同政研室の副主任に任命され、2000年6月から2002年9月まで正師職研究員を務めた後、2002年9月に同政研室の主任に就任した。

2004年6月、第二砲兵(後の火箭軍)某基地の政治部主任に転出した。在任中には、2006年3月から2007年1月まで中国人民解放軍国防大学連合戦役指揮培訓班で学び、さらに2004年9月から2007年7月まで中国共産党中央党校政治学専門在職研究生班で学び、大学院修了資格を取得した。2008年10月、同基地の政治委員に昇格し、2009年7月に引き続き同職を務めた。この間、2011年9月から11月まで中国人民解放軍国防大学国防研究班で研修を受けた。2012年6月、第二砲兵指揮学院の政治委員に転じ、2013年9月に再び第二砲兵某基地の政治委員を務めた。2014年12月、第二砲兵政治部主任に任命され、2014年9月から2015年1月まで中国人民解放軍戦略指揮培訓班で学んだ。

2015年11月、中央軍事委員会訓練管理部の政治委員に就任した。2016年7月、中央軍事委員会後勤保障部の政治委員(正大軍区職)に転じ、同年9月に正戦区職に相当する同職となった。2017年1月、中央軍事委員会紀律検査委員会書記・党委員会書記に任命された。同年10月、中国共産党中央軍事委員会委員、中央紀律検査委員会副書記、中央軍事委員会紀律検査委員会書記・党委員会書記を兼任するようになった。2018年3月からは、これに加えて中華人民共和国中央軍事委員会委員も兼任した。2025年10月、中国共産党中央軍事委員会副主席、中華人民共和国中央軍事委員会委員、中央紀律検査委員会副書記、中央軍事委員会紀律検査委員会書記兼中央軍事委員会監察委員会主任・党委員会書記に就任し、火箭軍において上将軍銜を授与された。

参考文献

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軍職
先代
孔繁順中国語版
中国人民解放軍第二砲兵指揮学院政治委員
2012年–2013年
次代
馬力
先代
唐国慶中国語版
中国人民解放軍第二砲兵政治部主任
2014年–2015年
次代
廃止
新設 中央軍事委員会訓練管理部政治委員
2015年–2016年
次代
馬哲文中国語版
新設 中央軍事委員会後勤保障部中国語版政治委員
2016年–2017年
次代
張書国中国語版
先代
杜金才
中央軍事委員会規律検査委員会中国語版書記
2017年–現在
現職
党職
先代
趙洪祝
中国共産党中央規律検査委員会副書記
2017年–現在
同職:楊暁渡劉金国中国語版
現職
先代
何衛東
中国共産党中央軍事委員会副主席
2025年–現在
同職:張又侠
現職