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下湯口

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日本 > 青森県 > 弘前市 > 下湯口
下湯口
下湯口(2011年) 出典:『国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」(配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス)』
下湯口(2011年)
出典:『国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」(配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス)
下湯口の位置(青森県内)
下湯口
下湯口
下湯口の位置
北緯40度35分16.9秒 東経140度25分13.2秒 / 北緯40.588028度 東経140.420333度 / 40.588028; 140.420333
日本の旗 日本
都道府県 青森県
市町村 弘前市
地区 本庁地区[1]
9区[1]
面積
 • 合計 1.733313578 km2
標高
58.0 m
人口
2025年(令和7年)9月1日現在[1]
 • 合計 642人
 • 密度 370人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
市外局番 0172[4]
ナンバープレート 弘前[5]
※座標・標高は、下湯口農業研修会館(弘前市下湯口青柳107−3)付近
テンプレートを表示

下湯口(しもゆぐち)は、青森県弘前市大字郵便番号036-8265[3]

地理

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相馬村湯口に隣接し、岩木川沿い南側の地域。北は龍ノ口、東から東南にかけて悪戸、南から西は湯口に接する。

渡辺賢治と森覚によれば、観光地でも行楽地でもない、弘前市のごくありふれた住宅地である[6]

小字

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小字として青柳・扇田・村元がある。

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[7][8]

大字 番地 小学校 中学校
下湯口 全域 弘前市立青柳小学校 弘前市立第四中学校

地名の由来

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湯口に対して岩木川下流に位置することから。

人口の変遷

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人口および世帯数の推移。

2000年(平成12年)[9] 232世帯
955人

2005年(平成17年)[10] 241世帯
918人

2010年(平成22年)[11] 259世帯
887人

2015年(平成27年)[12] 279世帯
825人

2020年(令和2年)[13] 279世帯
745人

2025年(令和7年)[1] 275世帯
642人

産業

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2020年(令和2年)の国勢調査による15歳以上の就業者数は459人で、産業別では多い順に農業(256人・55.8%)、分類不能の産業(35人・7.6%)、卸売業小売業(31人・6.8%)、医療福祉(31人・6.8%)、製造業(27人・5.9%)となっている[14]

2021年(令和3年)の経済センサスによると、下湯口の全事業所数は21事業所、従業者数は256人である[15]。具体的には農業が4、卸売業と小売業が各3、総合工事業、製造業、専門・技術サービス業、洗濯・理容・美容・浴場業、社会保険・社会福祉・介護事業が各2、林業が1事業所となっている[15]。全21事業所のうち11事業所が従業員5 - 9人の事業所である[16]

施設

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下湯口農業研修会館

工業

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  • 昭和石材興業

公共

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  • 下湯口農業研修会館

交通

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弘南バス

登場する作品

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下湯口バス停

石塚千尋漫画ふらいんぐうぃっち』の第1巻第1話「6年振りの不思議」では、下湯口バス停、雪の積もるフェンス、バスが通る住宅地、鉄塔、倉本家の家屋という、下湯口に実在する風景がほぼそのまま描かれている[6]。また、倉本家の家屋は第3巻の表紙にも採用されている[6]。作者の石塚は、下湯口を舞台に選んだ理由を「地元だから」と語っており、非日常的な存在である魔女を日常の存在として描く上で、下湯口は必要不可欠なモチーフであったと言える[17]

脚注

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  1. ^ a b c d 町名別人口・世帯数 令和7年”. オープンデータひろさき. 弘前市広聴広報課統計係. 2025年10月19日閲覧。
  2. ^ 青森県弘前市大字下湯口 - 人口総数及び世帯総数”. 人口統計ラボ (2020年10月1日). 2025年10月19日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号 036-8265 の検索結果”. 日本郵便. 2025年10月19日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省 (2022年3月1日). 2025年10月19日閲覧。
  5. ^ 都道府県 ナンバープレート表示 (地域名) 管轄区域”. 国土交通省. 2025年10月19日閲覧。
  6. ^ a b c 渡辺・森 2019, p. 101.
  7. ^ 小学校学区”. 弘前市学務健康課. 2025年10月19日閲覧。
  8. ^ 中学校学区”. 弘前市学務健康課. 2025年10月19日閲覧。
  9. ^ 町名別人口・世帯数 平成12年”. オープンデータひろさき. 弘前市広聴広報課統計係. 2025年10月19日閲覧。
  10. ^ 町名別人口・世帯数 平成17年”. オープンデータひろさき. 弘前市広聴広報課統計係. 2025年10月19日閲覧。
  11. ^ 町名別人口・世帯数 平成22年”. オープンデータひろさき. 弘前市広聴広報課統計係. 2025年10月19日閲覧。
  12. ^ 町名別人口・世帯数 平成27年”. オープンデータひろさき. 弘前市広聴広報課統計係. 2025年10月19日閲覧。
  13. ^ 町名別人口・世帯数 令和2年”. オープンデータひろさき. 弘前市広聴広報課統計係. 2025年10月19日閲覧。
  14. ^ 第11表 産業(大分類),男女別15歳以上就業者数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年7月6日). 2025年10月19日閲覧。
  15. ^ a b 令和3年経済センサス-活動調査 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)青森県(1)”. e-Stat. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2025年10月19日閲覧。
  16. ^ 令和3年経済センサス-活動調査 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)青森県(3)”. e-Stat. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2025年10月19日閲覧。
  17. ^ 渡辺・森 2019, p. 101, 104.

参考文献

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  • 角川日本地名大辞典 2 青森県(角川書店)
  • 渡辺賢治・森覚「『ふらいんぐうぃっち』にみる地域表象の二重性―地域へ向けられる内と外からのまなざし―」『研究紀要』第60号、福島工業高等専門学校、2019年、99-106頁、CRID 1520290885208529536