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この恋は拡張現実?

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この恋は拡張現実?
テアトル新宿での舞台挨拶(2025年撮影)
監督 堂ノ本敬太
脚本 紀埜武二、堂ノ本敬太
出演者 吉根ゆりあ
福田もも
鈴木真夕
神代宏人
山本宗介
撮影 野々宮崇人
編集 古川桂一
配給 オーピー映画
公開 日本の旗 2025年11月22日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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映像外部リンク
映画『この恋は拡張現実?』 予告編

この恋は拡張現実?』(このこいはかくちょうげんじつ?)は、堂ノ本敬太監督による日本映画である。2025年11月22日公開。

概要

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2025年11月開始の『OP PICTURES+フェス2025』内で公開される作品の一つ[1]

2025年3月に撮影開始[2]。コメディ作品だが、監督の堂ノ本が双極性障害のうつ状態のときにクランクインしたため、うつの波が来るたびに休憩しながら撮影を行った。このため気心が知れたスタッフに任せた部分も大きく、現場は同窓会のような空気だったという[2]。表向きにはAR(拡張現実)を扱い、内容では百合もの作品を描いたものの、明確な挿入やフィニッシュのない百合ものの絵作りは面白い半面、わかってはいても難しかったという。堂ノ本は本作と過去作の『復讐は囁きにのせて』、『ネトラレ、純愛。』を「明るく楽しいオークラ映画」と呼ばれる大蔵映画の作風に寄り添った「大蔵ナイズドコメディ三部作」としている。ただしオーピー映画(大蔵映画)側から作風の具体的な発注があったわけではない[2]。主題歌は三代朋也の『いつか』。

あらすじ

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営業職のエレナは契約を取りに海沿いの町へやってきた。ふと海を見ると波打ち際に座った女性が一人海を見て口笛を吹いていた。エレナは婚約者のコウイチと同棲生活を送り幸せな日々を送っていたが、バイセクシャルでもあり女性にも興味がある。口笛を吹く女性を見てエレナは思わず一目惚れしてしまった。

この気持ちはコウイチには打ち明けることができない。ある日、隣に住むジロウ宅にベータテスト版ARゴーグルが届く。

登場人物

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エレナ
演 - 吉根ゆりあ
営業職の女性。コウイチと同棲しているが女性も好きであり、コウイチには性癖を隠しながら音声作品にハマっている。
アイナ
演 - 福田もも
ARシステム「ミコト」の開発者で天才プログラマー。
ミコト
演 - 鈴木真夕
アイナの初恋の人、ミコトをモデルにプログラムした自己成長ARモデル。
ジロウ
演 - 神代宏人
エレナの隣人。女声オタクでエレナと趣味が一致したことで互いの家を行き来するほどの間柄となる。
コウイチ
演 - 山本宗介
エレナと同棲する婚約者。
女の声
演 - 生田みく
演 - モリマサ
演 - 板倉裕聖

スタッフ

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  • 監督:堂ノ本敬太
  • 脚本:紀埜武二、堂ノ本敬太
  • 撮影:野々宮崇人
  • 照明:大貫美奈子
  • 録音:百瀬賢一
  • 編集:古川桂一
  • 助監督:板倉裕聖
  • 制作担当:交野イブキ、森雅晴
  • スチール:占部弘樹
  • グレーディング:麦城孔明
  • 撮影協力:みうら映画舎
  • 制作:スタジオカナリヤ
  • 提供・配給:オーピー映画

音楽

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主題歌

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  • 「いつか」歌:三代朋也(作詞作曲:三代朋也)

挿入歌

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  • 「Buds」歌:三代朋也(作曲:三代朋也)
  • 「板挟み(創式Ver.)」歌:三代朋也(作詞作曲:三代朋也)

脚注

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出典

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  1. ^ Inc, Natasha (2025年10月31日). “R15+ピンク映画の祭典「OPフェス」11月開催、全ラインナップ14本発表”. 映画ナタリー. 2025年10月31日閲覧。
  2. ^ a b c 堂ノ本敬太 (2025年11月17日). “新作『この恋は拡張現実?』与太話。”. 堂ノ本敬太-双極症の映画監督-. 2025年11月22日閲覧。

外部リンク

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