こけらずし (淡路市)
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2025年5月) |
こけらずしは、兵庫県淡路市、淡路島の西浦海岸地域の郷土料理[1]。乾燥させてほぐした魚のそぼろを酢飯にのせた押し寿司である[1]。
「こけら」は「木を削ったときに出る細片を板屋根の上に瓦のように並べたもの」を指し、魚のそぼろを並べた様子が「こけら」に似ることからの命名である[1]。この他にも、「みじん切りにすること」を「こる」といい、干して硬くなった魚をみじん切りにしてそぼろにするため「こる」が転じて「こけら」になったからといった説もある[1]。
従来は干し魚をほぐしてそぼろを作っていたが、生の魚を焼いてそぼろを作って、こけらずしにすることも近年は行われている[1]。
秋の収穫祭(だんじり祭り)や正月、冠婚葬祭の際に振る舞われている[1]。また、ベラが獲れるシーズンになると普段の食卓に並んだり、弁当としても用いられるし、飲食店でも販売されている[1]。