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毒ガス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
有毒ガスから転送)

毒ガス(どくガス、: poison gas: giftgas)は、生物に有害な気体エアロゾルのこと[1][2][3][4]。その毒性の程度・態様は、成分によって様々である。

  • 化学兵器 - 軍事用に利用されるもの[5]。化学兵器一般の俗称として「毒ガス」の語が用いられることも多い[6]
  • 火山ガス - 硫化水素などの有害成分を含む[7][8]
  • 燃焼ガス - 燃焼によって発生するガスには、燃料に由来する有害物質が含まれ、酸素は消費されている、あるいは不完全燃焼一酸化炭素を含むなどの有害性をもつものもある[9]
    • 排気ガス - 一酸化炭素を含む様々な有害成分を含むため、道路運送車両法の「有毒なガス等の発散防止装置」に関する基準などによって規制が行われている[10][11]
  • 比喩的用法 - のように、人体に対してただちに深刻な害をもたらすものでなくとも、悪臭のする気体に対して、比喩的に毒ガスと呼ぶことがある。Wikt:毒ガスを参照。

脚注

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  1. ^ 安達太良山ガス中毒:4人が死亡、登山を全面禁止に」『毎日新聞毎日新聞社、1997年9月16日。オリジナルの1999年11月3日時点におけるアーカイブ。2025年4月20日閲覧。
  2. ^ 安達太良山ガス中毒:予想しない悲報に、遺族らはぼうぜん」『毎日新聞』毎日新聞社、1997年9月16日。オリジナルの1999年11月3日時点におけるアーカイブ。2025年4月20日閲覧。
  3. ^ 旧日本軍の毒ガス問題で全国9カ所の地下水を追加調査」『朝日新聞朝日新聞社、2004年8月3日。オリジナルの2004年8月5日時点におけるアーカイブ。2025年9月28日閲覧。
  4. ^ 地下水汚染、井戸近くの地中に毒ガス成分含むコンクリ」『読売新聞読売新聞社、2005年1月15日。オリジナルの2005年1月16日時点におけるアーカイブ。2025年9月28日閲覧。
  5. ^ 旧日本軍の毒ガス使用に関する史料公開 日本防衛庁」『朝日新聞』朝日新聞社、2004年7月27日。オリジナルの2004年8月5日時点におけるアーカイブ。2025年9月28日閲覧。
  6. ^ 中国の毒ガス事故、旧日本軍兵器と判明 政府が遺憾の意」『朝日新聞』朝日新聞社、2004年8月3日。オリジナルの2004年8月5日時点におけるアーカイブ。2025年9月28日閲覧。
  7. ^ 泥湯温泉で宿泊客の母子3人死亡、父重体/硫化水素が原因か」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2005年12月29日。オリジナルの2006年1月17日時点におけるアーカイブ。2025年5月31日閲覧。
  8. ^ 有毒ガス中毒?母子3人死亡、父も重体 秋田・泥湯温泉」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年12月30日。オリジナルの2005年12月31日時点におけるアーカイブ。2025年5月31日閲覧。
  9. ^ 苫小牧CO中毒、同機種で10人犠牲」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年12月16日。オリジナルの2006年12月17日時点におけるアーカイブ。2025年9月28日閲覧。
  10. ^ 第197条(自動車のばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置)” (PDF). 国土交通省 (2008年12月26日). 2025年9月28日閲覧。
  11. ^ 自動車排出ガス規制について”. 環境省. 2025年9月28日閲覧。

関連項目

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