コンテンツにスキップ

Secure computing mode

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Mr T.I.71 (会話 | 投稿記録) による 2023年3月29日 (水) 10:36個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (from https://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Seccomp&oldid=1146823964 出典に英語版と同じものを使用)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

seccomp
Original author(s) Andrea Arcangeli
初期リリース March 8, 2005; 18 years ago (2005-03-08)
言語 C
Operating system Linux
Type Sandboxing
ライセンス GNU General Public License
Webサイト code.google.com/archive/p/seccompsandbox/wikis/overview.wiki

secure computing mode (略 seccomp) は、Linuxカーネル における コンピュータセキュリティ機構の一つである。seccomp は、プロセスが危険なシステムコールを呼び出せない「安全」な状態に不可逆的に移行させる。ただし、exit(), sigreturn(), 既に開いているファイルディスクリプタに対する read()/ write() を除く。

それ以外のシステムコールが実行されると、カーネルはそのイベントをログに記録するだけでシステムコールを実行しないか、SIGKILL もしくは SIGSYS [1] [2] でプロセスを強制終了させる。

すなわち、seccomp はシステムリソースの仮想化を行うのではなく、プロセスをリソースから完全に独立させる。

seccomp は 引数に PR_SET_SECCMP を指定した prctl(2) システムコールによって実現される。または Linuxカーネル 3.17 以降 [3] では、seccomp(2) システムコール [4] が使われる。

  1. ^ Corbet, Jonathan (2015年9月2日). “A seccomp overview”. 2023年3月29日閲覧。
  2. ^ Documentation/prctl/seccomp_filter.txt”. 2023年3月29日閲覧。
  3. ^ Linux kernel 3.17, Section 11. Security”. kernelnewbies.org (2013年10月5日). 2023年3月29日閲覧。
  4. ^ seccomp: add "seccomp" syscall”. kernel/git/torvalds/linux.git - Linux kernel source tree. kernel.org (2014年6月25日). 2023年3月29日閲覧。