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Secure computing mode

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seccomp
Original author(s) Andrea Arcangeli
初期リリース March 8, 2005; 18 years ago (2005-03-08)
言語 C
Operating system Linux
Type Sandboxing
ライセンス GNU General Public License
Webサイト code.google.com/archive/p/seccompsandbox/wikis/overview.wiki

secure computing mode (略 seccomp) は、Linuxカーネル における コンピュータセキュリティ機構の一つである。seccomp は、プロセスが危険なシステムコールを呼び出せない「安全」な状態に不可逆的に移行させる。ただし、exit(), sigreturn(), 既に開いているファイルディスクリプタに対する read()/ write() を除く。

それ以外のシステムコールが実行されると、カーネルはそのイベントをログに記録するだけでシステムコールを実行しないか、SIGKILL もしくは SIGSYS でプロセスを強制終了させる。

すなわち、seccomp はシステムリソースの仮想化を行うのではなく、プロセスをリソースから完全に独立させる。

seccomp は 引数に PR_SET_SECCMP を指定した prctl(2) システムコールによって実現される。または Linuxカーネル 3.17 以降では、seccomp(2) システムコールが使われる。