3位決定戦
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3位決定戦(3いけっていせん)とは、主にトーナメント方式で行われる3位を決める試合である。
概要
準決勝で敗れた者によって行われることが多いが、グループリーグの2位チーム同士で行うものや、オリンピックの柔道のように変則トーナメントを行うものもある。ただし、大会によっては、3位決定戦が敗者復活戦という事もあれば、この試合を行わず、両者を3位にすることもある。また、ノックアウト方式で5位以下を決定する場合もある。
英語ではthird-place play off(サード・プレイス・プレーオフ)、またはbronze medal game(ブロンズ・メダル・ゲーム)という。
準決勝敗退者に対する罰ゲームの意味合いで行われるか、明言されずとも当事者にそう認知されることもある。日本テレビ系の『アメリカ横断ウルトラクイズ』では「3位決定戦」が数回実施されたが、実際は準決勝敗退者に対する罰ゲームを兼ねたものであった。
3位決定戦が行われている大会
- FIFAワールドカップ
- FIFA女子ワールドカップ
- FIFAクラブワールドカップ(準々決勝敗者による5位決定戦も行われる)
- オリンピック競技(一部)
- FIBAバスケットボール・ワールドカップ
- バレーボール世界選手権
- ハンドボール男子世界選手権
- ホッケー・ワールドカップ
- ラグビーワールドカップ
- 国民体育大会競技(一部)
- 日本選手権水泳競技大会水球競技
- V.LEAGUE(ファイナルステージ)
- 竜王戦(ランキング戦)
敗者が3位となる3位決定戦
この場合勝者が決勝進出となる場合が多い。
2つのグループの準成績優秀者同士で行われる3位決定戦
- FIFAワールドカップ(1974年、1978年)
- 第2ラウンド進出の8チームが4チームずつ2グループに分けられ、各グループの1位が決勝戦を行い、各グループの2位チームが3位決定戦を行った。
- アメリカンフットボール・ワールドカップ
- 大会によって方式が異なる。第2回は完全ノックアウト方式であったが、第1・3・4回はリーグ戦の各グループ2位により3位決定戦を行った。
- 全日本ホッケー選手権大会
- 4チームずつ2プールに分かれ、各プール1位が決勝戦に進み、各プール2位で3位決定戦を行う。
- 全国女子ラグビーフットボール選手権大会
- 関東・関西各地区2位のチームで3位決定戦を行う。
過去に3位決定戦が行われていた大会
- 都市対抗野球大会(1946年の第17回から1967年の第38回まで)
- 現在は準決勝で敗退した両チームが3位扱いになり「黄獅子旗」が授与される。
- 全国高等学校サッカー選手権大会(1966年の第45回から1974年の第53回まで)
- 全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(1975年の第28回まで)
- 全日本総合バスケットボール選手権大会(1988年の第54回まで)
- UEFA欧州選手権(1980年の第6回まで)
- AFCアジアカップ(2015年の第16回まで)
- bjリーグ(プレーオフ)
- FIFAコンフェデレーションズカップ
- バレーボールプレミアリーグ(プレーオフ)
- 全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会
- 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会