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Windows UI Library

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Windows UI Library(WinUI)はWindowsランタイムの1つであるユーザインタフェースAPIで、Windows 8Windows 8.1Windows 10、Windows Phone 8のために開発されたユニバーサルWindowsプラットフォームアプリ(旧Metro形式またはImmersive)をバックボーンとした技術。コードネームはJupiter[1][2]で、UWP XAMLWinRT XAMLとしても知られる。Extensible Application Markup Language(XAML)でユーザーインターフェイスを宣言できる。

WinUIはWindows RuntimeのためにOSが標準で備える複数のUIフレームワークの1つ。他にはHTML5(WinJS)やDirectXがある。

WinUI 3は別パッケージへ分離することによりWinRT XAMLと特定OSへの依存関係が解消され、パッケージの更新により古いバージョンのWindowsでも新機能がすぐに動作する[3]。Windowsデスクトップ(Win32)とUWPのILアプリモデルを統合するマイクロソフトのWindows App SDK(コードネームProjectReunion)の一環。

Windows Phone

Windows Phone 8.0とそれ以前のバージョンではWinRT XAMLをサポートしておらず、XAMLアプリケーションはSilverlight XAMLで作られており、XAP形式で開発されていた。

Windows Phone 8.1ではWindowsランタイムのサポートが改善され、WinRT XAMLを利用できる。プラットフォーム間のコンバートにより、Windows 8.1とWindows Phone 8.1の両方をターゲットにしたユニバーサルアプリでユーザーインターフェイスを含むコードをほとんどそのまま流用できる。Windows Phone 8.1は引き続きSilverlight XAMLアプリを使用でき、Silverlight 8.1[4]として新機能が追加された。

関連技術

WinUIはWindows Presentation Foundation (WPF)とSilverlight (WPF/E)を基盤としている。SilverlightはXAMLをベースとしたUIフレームワークで、デスクトップアプリとポータブルアプリの両方で使われる。WinUIは両方の古い技術からAPIの名称を流用しており、特にSilverlightから多く流用されているが、WPF同様、Windows(特に8以降)に使用が限定されている。WPFやSilverlightはC#で開発され、 C#Visual Basicなどの.NET言語でアプリを作る必要があるが、WinRT XAMLはWindows Runtimeの一部であり、 C++で書かれ、ネイティブコードから使用でき、C++/CXやC ++/WinRTを使った開発ツールがある。

関連項目

出典

外部リンク

  1. ^ Nixon (2012年6月20日). “Windows 8: 15 More Reasons why I choose XAML over HTML5”. Jerry Nixon blog. 2021年10月15日閲覧。
  2. ^ Nixon (2013年1月24日). “XAML and Windows 8 App Development”. Channel 9. 2021年10月15日閲覧。
  3. ^ Ramos (2020年7月7日). “A deep-dive into WinUI 3 in desktop apps”. Windows Blogs. 2021年5月28日閲覧。
  4. ^ Windows Phone Silverlight 8.1 apps”. Microsoft Docs. 2021年10月15日閲覧。