OpenHarmony
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開発者 |
OpenAtom Foundation ファーウェイ |
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OSの系統 | Linux, LiteOS |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | オープンソース |
初版 | 2020年9月10日 |
最新安定版 | 3.0 / 2021年10月2日 |
リポジトリ | https://gitee.com/openharmony |
使用できる言語 | 中国語、英語 |
プラットフォーム | ARM、RISC-V |
ライセンス | Apache License V2.0 |
ウェブサイト |
英語ドキュメント: gitee |
OpenHarmonyとは、Open Atom Foundationとファーウェイによって開発されているオペレーティングシステム(OS)である[1]。
マイクロカーネルが採用されており、幅広いデバイスに対応できることが特徴[1]。IoE市場をターゲットとして開発されている。
特徴
マイクロカーネルが採用されており、128KBから1GBまでのメモリに対応した幅広いデバイスに一つのOSで対応できることが大きな特徴となっている[2]。
ハードウェア性能に応じてMini、Small、Standardの3つのバージョンが使用可能であり、以下のように区別される[3]。
- Mini
- 128KB以上のメモリを搭載するデバイスで利用可能なバージョン。スマートホーム製品、センサーデバイス、ウェアラブルデバイスをターゲットとしており、通信と簡単なグラフィック表示、GPIO制御などに対応している[3]。
- Small
- 1MB以上のメモリを搭載するデバイスで利用可能なバージョン。防犯カメラ、ルーター、ドライブレコーダーなどをターゲットとしており、Miniをベースにセキュリティ機能の追加、グラフィックの向上、動画のエンコード/デコード対応などの変更がされている[3]。
- Standard
- 128MB以上のメモリを搭載するデバイスで利用可能なバージョン。スマートディスプレイやスマートフォンをターゲットとしており、アプリの実行や3Dグラフィックなどに対応している[3]。
バージョン
1.0
- 128KB~128MBのメモリを搭載するデバイスでの動作に対応
2.0
- 128MB以上のメモリを搭載するデバイスでの動作に対応
- サブシステムの追加
- システムUI、デスクトップ、設定が追加
- アプリケーションフレームワークを刷新
- Ability Cross-platform Engineに対応
- JavaScriptアプリに対応
- オーディオ、ビデオの再生に対応したフレームワークを追加
- GPUに対応
2.2
- 分散フレームワークに対応
- クロスデバイス転送が追加
- Mini(LiteOS-A)でリアルタイムスケジューリングを改善
- Miniで画像レンダリングを改善
脚注
- ^ a b “OpenHarmony”. www.openharmony.cn. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “OpenHarmony首页、文档和下载 - HarmonyOS-面向全场景的分布式操作系统 - OSCHINA - 中文开源技术交流社区”. www.oschina.net. 2021年10月7日閲覧。
- ^ a b c d “OpenHarmony”. www.openharmony.cn. 2021年10月7日閲覧。
関連項目
外部リンク
- OpenHarmony
- OpenHarmony - Gitee