コンテンツにスキップ

OpenHarmony

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Tesakialine (会話 | 投稿記録) による 2021年10月8日 (金) 06:24個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

OpenHarmony
OpenHarmony_logo
開発者 OpenAtom Foundation
ファーウェイ
OSの系統 Linux, LiteOS
開発状況 開発中
ソースモデル オープンソース
初版 2020年9月10日 (4年前) (2020-09-10)
最新安定版 3.0 / 2021年10月2日 (3年前) (2021-10-02)
リポジトリ https://gitee.com/openharmony
使用できる言語 中国語、英語
プラットフォーム ARMRISC-V
ライセンス Apache License V2.0
ウェブサイト

www.openharmony.cn

英語ドキュメント: gitee.com/openharmony/docs/blob/master/en/readme.md
テンプレートを表示

OpenHarmonyとは、Open Atom Foundationファーウェイによって開発されているオペレーティングシステム(OS)である[1]

マイクロカーネルが採用されており、幅広いデバイスに対応できることが特徴[1]IoE市場をターゲットとして開発されている。

特徴

マイクロカーネルが採用されており、128KBから1GBまでのメモリに対応した幅広いデバイスに一つのOSで対応できることが大きな特徴となっている[2]

ハードウェア性能に応じてMini、Small、Standardの3つのバージョンが使用可能であり、以下のように区別される[3]

Mini

128KB以上のメモリを搭載するデバイスで利用可能なバージョン。スマートホーム製品、センサーデバイス、ウェアラブルデバイスをターゲットとしており、通信と簡単なグラフィック表示、GPIO制御などに対応している[3]

Small

1MB以上のメモリを搭載するデバイスで利用可能なバージョン。防犯カメラルータードライブレコーダーなどをターゲットとしており、Miniをベースにセキュリティ機能の追加、グラフィックの向上、動画のエンコード/デコード対応などの変更がされている[3]

Standard

128MB以上のメモリを搭載するデバイスで利用可能なバージョン。スマートディスプレイスマートフォンをターゲットとしており、アプリの実行や3Dグラフィックなどに対応している[3]

バージョン

1.0

  • 128KB~128MBのメモリを搭載するデバイスでの動作に対応[4]

2.0

  • 128MB以上のメモリを搭載するデバイスでの動作に対応
  • サブシステムの追加
  • システムUI、デスクトップ、設定が追加
  • アプリケーションフレームワークを刷新
  • Ability Cross-platform Engineに対応
  • JavaScriptアプリに対応
  • オーディオビデオの再生に対応したフレームワークを追加
  • GPUに対応

2.2

  • 分散フレームワークに対応
  • クロスデバイス転送が追加
  • Mini(LiteOS-A)でリアルタイムスケジューリングを改善
  • Miniで画像レンダリングを改善 [5]

脚注

  1. ^ a b OpenHarmony”. www.openharmony.cn. 2021年10月6日閲覧。
  2. ^ OpenHarmony首页、文档和下载 - HarmonyOS-面向全场景的分布式操作系统 - OSCHINA - 中文开源技术交流社区”. www.oschina.net. 2021年10月7日閲覧。
  3. ^ a b c d OpenHarmony”. www.openharmony.cn. 2021年10月7日閲覧。
  4. ^ OpenHarmony参考资料”. baike.baidu.com. 2021年10月6日閲覧。
  5. ^ OpenHarmony参考资料”. baike.baidu.com. 2021年10月6日閲覧。

関連項目

外部リンク