IronPython
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.NETによる、Pythonの実装である。
唯一の「Java言語」のみを第一級言語とするJavaとは異なり、.NETは、もともと複数言語に対応しており、その中の1つとしてPyhtonが加わったものである。
.NETフレームワークのもつ豊富なクラスライブラリをPythonの文法でシームレスに利用できることが特徴である。 また、.NETの実行環境に対応した各種ツールが、そのまま利用できる点もメリットといえる。
IronPythonの起源は、「CLIの設計は動的言語との相性が悪い」という.NETの問題点を検証するために作成された検証用のプロトタイプであった。
IronPythonの作者であるJim Huguninは2003年に、この論文を発表した。
その後、「何故、.NET は動的言語として駄目なプラットホームなのか?」という短い論文を書くために、Pythonの移植を試みたところ、彼の意に反して良く動くものができてしまった。
そこで、彼は開発を継続することとし、Open Source Conference 2004 でIronPython 0.6をCommon Public Licenseでリリースした。
2003年の論文が間違いであったことを、彼自身の手で訂正したことになる。
その後、Jim Huguninはマイクロソフトに合流してIronPythonの開発を継続、[[.NET]2.0に対応したバージョンを作成し、Shared Source Licensing Programとしてリリースしている。