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Data Matrix

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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データマトリックスの例。「Wikipedia, the free encyclopedia」(Wikipedia、無料の百科事典)というテキストをエンコードしている

Data Matrixデータマトリックス)は、マトリックス、また、日本ではデータコードともいい、正方形または長方形のパターンで配置された白黒の「セル」またはドットで構成される二次元コードである。

概要

テキストまたは数値データをエンコードできる。通常、数バイトから1556バイトまでのデータサイズの情報が記録でき、最大2,335 文字の英数字を保存できる。エンコードされたデータの長さは、マトリックス内のセル数に依存する。信頼性を高めるため、誤り訂正符号がよく使用され、1つまたは複数のセルが破損して読み取り不能になった場合でも、情報を読み取ることができる。

データマトリックスシンボル(コード)は長方形で、通常は正方形で、 ビットを表す正方形の「セル」で構成される。使用するコーディングに応じて、白のセルは0を表し、黒のセルは1を表す。逆も同様である。すべてのデータマトリックスは、L字型の2つの隣接する実線の境界線(ファインダパターン)と、明暗の交互の「セル」またはモジュールで構成される他の2つの境界線(タイミングパターン)で構成される。これらの境界内に、情報をエンコードするセルの行と列が存在する。ファインダパターンは、位置検出パターンともいい、シンボルの位置を特定するために使用され、タイミングパターンは、シンボルの行と列の数を表す。より多くのデータがシンボルにエンコードされると、セル(行と列)の数が増加し、複雑になる。

サイズは、旧規格のData Matrix ECC 000 – 140では9×9から49×49、新しい規格であるData Matrix ECC 200では10×10から144×144、と定められている。

関連項目

脚注

外部リンク