Hyper Text Coffee Pot Control Protocol
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Hyper Text Coffee Pot Control Protocol(ハイパー・テキスト・コーヒーポット・コントロール・プロトコル、HTCPCP、ハイパーテキスト・コーヒーポット制御プロトコル)とはHTTPの拡張でコーヒーポットを制御する際に用いられる通信プロトコル。1998年4月1日に発行されたRFCのRFC 2324で規定されている。
エイプリルフールに発行されたジョークRFCではあるが、プロトコルそのものは実行可能なものであり、EmacsにHTCPCPを実装するためのモジュール(coffee.el)が存在する。また大学生の研究対象として、実際にHTCPCPを実装したコーヒーメーカーを試作するといったことも行われている[1]。
ただしHTTPをベースとしたプロトコルであるため、「コーヒーポット側からクライアントに『コーヒーが入った』等の通知を送ることができない」などの問題を抱えており(元々がジョークRFCであるため仕方のないことではあるが)、mixiでは本プロトコルの代わりにIRC・Twitterによる通知機能を持たせたコーヒーメーカー「萌香」[2]を開発するなど、本プロトコルの代替となるものも提案されている。
HTCPCP-TEA
2014年4月1日、HTCPCPをお茶向けに拡張したHyper Text Coffee Pot Control Protocol for Tea Efflux Appliances (HTCPCP-TEA)が RFC 7168 で発表された。もちろん、これもジョークRFCである。
脚注
- ^ 2002年度基礎工学部電子システム学コースPBL(2002.9開催、大阪大学)
- ^ オンラインコーヒーメーカー「萌香たん」とはじめるドキドキ☆コーヒーブレイク(2009.2 井上恭輔)
関連項目
外部リンク
- RFC 2324 (和訳)
- RFC 7168
- Error 418 (I’m a teapot)!? - Googleによる418エラーのページ。このRFCで定義されているコード418が実際に返されている。