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E:HEV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Template:Cleanup SPORT HYBRID Intelligent Multi Mode Drive(ホンダ・スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・マルチ・モード・ドライブ、通称SPORT HYBRID i-MMD)は、本田技研工業が開発したフル・ハイブリッドシステムであり、同社のプラグイン・ハイブリッド車の基幹システムとしても用いられている。

概要

2013年1月、アメリカにて9代目アコードをベースにしたアコードハイブリッドが登場した際、これまで使われていたHonda IMAシステムを代替する3つのハイブリッドシステムの一つとして初登場。2基のモーターを組み合わせ効率を稼ぐスタイルが最大の特徴であり、主にミドルクラス向けのポジショニングを担っているが、将来的には下位クラスへの導入も示唆されている。

特色

先代のハイブリッドシステムのIMA、第1のハイブリッドシステム・SPORT HYBRID i-DCDやその上位版とも言える第3のハイブリッドシステム・SPORT HYBRID SH-AWDと違い、通常時はモーターのみで高速巡航時のみエンジンが駆動のサポートに回る方式となっているのが当システムの特徴である。

システムは、2リッター直4ミラーサイクルエンジンに2基のモーターを組み合わせたもので、モーターの間に設置されたクラッチを高速巡航時のみに繋いでモーターでの駆動をアシストすると言う、モーターがエンジンのサポートに回っていた他のホンダのハイブリッドとは逆のスタイルとなっている。特に、エンジンでの駆動を高速巡航時のみに限定し複雑な多段トランスミッションを不要にした結果、同等の機能を遊星歯車機構で実現しているトヨタ・ハイブリッド・システム(THS)に製造コスト面[1]で勝り、且つシリーズ型[2]とパラレル型[3]の良い所を兼ね備えた低燃費ハイブリッドシステムとなっている。

この特徴が好評だったのか、近日復活予定の3代目ホンダ・インサイトやモデルチェンジが予定されているホンダ・フィットハイブリッドでは、1.5リッターエンジンと組み合わせた仕様での登場が予定されている。

搭載車種

脚注

  1. ^ 但し、THSはトヨタの主要ハイブリッドシステムとして量産されているので、致命的ハンデとはなっていない。
  2. ^ エンジンの動力による直接駆動が出来ないが故に、高速巡航が主体の運用だと効率が稼ぎ辛い。
  3. ^ モーター1基でも成立可能だが、多段変速機が必須な事とモーターの効率的運用がし辛いハンデがある。

関連項目

外部リンク