コンテンツにスキップ

Flutter

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Momiji-Penguin (会話 | 投稿記録) による 2018年7月28日 (土) 22:13個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (en:Flutter (software) oldid=847790993 を翻訳)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
Flutter
作者 Google
開発元 Googleとコミュニティ
初版 2017年5月11日 (8年前) (2017-05-11)[1]
最新版
0.5.7 / 2018年7月9日 (6年前) (2018-07-09)[2]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語C++DartSkia[3]
プラットフォーム 開発環境
LinuxWindowsmacOS
動作環境
AndroidiOSFuchsia
サポート状況 開発中
種別 アプリケーションフレームワーク
ライセンス BSDライセンス
公式サイト flutter.io
テンプレートを表示

Flutterは、Googleよって開発されたフリーかつオープンソースモバイルアプリケーションフレームワークである。FlutterはAndroidiOS向けのアプリケーションの開発に利用されている。Fuchsiaではアプリケーションの開発は主にFlutterを利用して行われている[4]

歴史

Flutterの最初のバージョンは「Sky」と呼ばれており、Android上で動作した。2015年Dart開発者サミットでは、毎秒120フレームで安定してレンダリングができることを示した[5]

フレームワークアーキテクチャ

Flutterの主なコンポーネントは以下の通りである。

Flutterエンジン

Flutterのエンジンは主にC++で書かれており、GoogleのSkiaを使用した低レベルのレンダリングをサポートしている。AndroidやiOS固有のSDKとも連携ができるようになっている[6]

基本ライブラリ

基本ライブラリはDartで書かれており、エンジンと通信を行うためのAPIなど、Flutterを利用してアプリケーションを構築するために必要な基本的なクラス関数を提供している[6][7]

ウィジェット

FlutterのUI設計は、様々なウィジェットによって構成されている。Flutterのウィジェットは、UIの不変な部分を表し、テキスト図形アニメーションなどを含む全てのグラフィックはウィジェットを使用して描画を行う。多くの単純なウィジェットを組み合わせることで、複雑なウィジェットを作成することができる。

特定のデザイン体系向けのウィジェット

Flutterフレームワークには、特定デザイン言語に準拠する2つのウィジェットが含まれている[6]マテリアルデザインウィジェットは、同名のGoogleのデザイン言語を実装している[8]クパチーノウィジェットは、アップルのiOSのデザインを模倣している[9]

脚注

  1. ^ Release v0.0.6” (2017年5月11日). 2018年7月29日閲覧。
  2. ^ Release v0.5.7” (2018年7月9日). 2018年7月29日閲覧。
  3. ^ FAQ”. flutter.io. 2018年7月29日閲覧。
  4. ^ Googleの大きな野望? 謎のOS「Fuchsia」”. クラウド Watch. 2018年7月29日閲覧。
  5. ^ Google’s Dart language on Android aims for Java-free, 120 FPS apps”. Ars Technica. 2018年7月29日閲覧。
  6. ^ a b c Technical Overview”. flutter.io. 2018年7月29日閲覧。
  7. ^ foundation library”. flutter.io. 2018年7月29日閲覧。
  8. ^ Material Components Widgets”. flutter.io. 2018年7月29日閲覧。
  9. ^ Cupertino (iOS-style) Widgets”. flutter.io. 2018年7月29日閲覧。

関連項目

外部リンク