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JavaFX

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JavaFX
開発元 オラクル
最新版
8 / 2014年3月18日 (11年前) (2014-03-18)
リポジトリ ウィキデータを編集
プラットフォーム Javaプラットフォーム
対応言語 Java
種別 リッチ・インターネット・アプリケーション
ライセンス EULA, 一部 GPL+リンク例外[1]
公式サイト www.oracle.com/technetwork/jp/java/javafx/
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Javaのエディション
Javaカード
Java ME (Micro)
Java SE (Standard)
Jakarta EE
JavaFX
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JavaFX(ジャバエフエックス)とはJava仮想マシン上で動作するリッチインターネットアプリケーション (RIA) のGUIライブラリである。Java SE 7 Update 2以降に標準搭載されている。Swingとは異なり、FXMLと呼ばれる XMLCSSを併用してデザインを記述する。

概要

JavaFXは2007年5月8日のJavaOneでお披露目された。この時点でRIAプラットホームとしてはすでにAdobe Flexが普及しており、Microsoft Silverlightのリリースが2007年9月6日に迫っていた。JavaFXは3番目のRIAプラットホームである。

JavaFXは従来のAWTSwingによるJavaのGUI開発をより簡単に、その表現力をよりリッチにした新しいプラットホームである。JavaFXではアニメーションするGUIを簡単に作成することができ、Java AppletおよびJava Web Startを用いてブラウザを通じて簡単に配布・実行できるRIAプラットフォームとなっている。JavaFX自体はブラウザを要さず、単体のJavaアプリケーションとして実行することが可能である。

フィーチャーフォンなどの組込み向けのJava ME上で動作する JavaFX mobile 1 が2009年2月12日にリリースされたが、JavaFX mobile は JavaFX 2 のリリースとともに廃止。新たにスマートフォン向けのバージョンが計画されている。

JavaFX 1

JavaFX Scriptと呼ばれるプログラム言語を用いて開発する仕組みだった。JavaFX 1 は2008年12月4日リリース。

JavaFX 2

Oracleは2010年のJavaOne(2010年9月20日)において、JavaFX 2.0を2011年下半期にリリースする予定であることを明かし、ロードマップを公表した。同時に、Oracleの目標への取り組みの一部として、JavaFX Scriptを廃止し、JavaFXアプリケーションを生成する、普通の Java API に置き換えることを発表した。 JavaFX 2.0では、アプリケーションは Java API を利用して記述する。このAPIはJRuby, Groovyなど他のプログラミング言語からも利用出来るようになる。しかし、JavaFXスクリプトの特徴の1つであった「バインディング」の実装に問題があり、現在[いつ?]解決に向けて作業が進んでいる状態である。

JavaFX 2.0 は2011年10月10日リリース。

2.0 は Windows のみの対応だったが、2.1 から macOS に、2.2 から Linux に対応。

JavaFX 8

Java 8 からバージョン番号をそろえ JavaFX 8 となった。

参照

  1. ^ OpenJFX Project”. オラクル. 2011年12月7日閲覧。

外部リンク