風と共に去りぬ (宝塚歌劇)
『風と共に去りぬ』(かぜとともにさりぬ)は、宝塚歌劇団のミュージカル作品。植田紳爾脚本・演出。原作はマーガレット・ミッチェルの小説『風と共に去りぬ』(原題:Gone with the Wind)。
1977年初演。初演時に人気を博して以降、繰り返し再演されている宝塚歌劇の看板演目のひとつ。5組すべてによって上演されており、2014年11月16日の12時公演にて、観客動員数300万人を突破[1]。『ベルサイユのばら』に次ぐヒット作である。
概要
ミュージカル版「風と共に去りぬ」としては、既に宝塚歌劇団と同系列の東宝により1970年「スカーレット」が上演されていたが、歌劇団では1974年の「ベルサイユのばら」(通称「ベルばら」)の大当たりを受けて、宝塚版「風と共に去りぬ」上演を企画する。
改めて上演権を取得、東宝版とは異なる脚本・楽曲を新たに書きおろして“「ベルばら」に続くヒット作に”との期待のもと初演された。
1977年初演当時、それまで宝塚歌劇では、老人役など脇役がヒゲを付けることはあっても、二枚目男役スターがヒゲを付けることは無かった。しかし「風と共に去りぬ」では、男役トップスター榛名由梨が演じることになったレット・バトラーについて、原作に口髭の描写があり、舞台でも慣例を破ってヒゲをつけて演じることに決まった。当初はファンに配慮し、一幕目はヒゲつき・二幕目はヒゲ無にしたが、かえって不自然なため両幕とも付けることにした。宝塚大劇場公演が好評のうちに終わり、東京公演を迎えると、“ヒゲが箱根を越えるか”と再び話題になったが、東京公演でもヒゲつきで上演、ヒットを飾り、以来、宝塚では男役スターの付けヒゲに抵抗が無くなった。
初演以来、男役トップスターがバトラーを演じて主演する通称「バトラー編」が多く上演されているが、1978年雪組・1978年花組・1994年雪組では、男役トップスターをスカーレット役に配役した「スカーレット編」が上演されている。スカーレット・オハラ役は気性の激しい役柄に相応しく、初演では男役スターの順みつきが演じ、以後も男役スター及び男役経験のある娘役によって演じられることが多い。
宝塚版最大の特徴は、「バトラー編」において、ヒロインの分身である「スカーレットII」という彼女の本音を語る役が登場することである。なお「II」に関しては娘役が配役される例も少なくなく、男役とのダブルキャストの場合もある。またメラニー役の比重が重くないことが特徴のひとつであったが、2002年版では「バトラー編」・「スカーレット編」双方から構成される総集編として脚本が改稿され、アシュレ・メラニー夫婦の劇的比重も増した。
2002年度(第12回)日本映画批評家大賞のミュージカル大賞を受賞。
スタッフ
- 潤色・脚本・演出:植田紳爾
- 演出:阿古健(初演~88年雪組まで)・谷正純(94年月組以降)
- 作曲・編曲:寺田瀧雄・入江薫・河崎恒夫・吉田優子(94年月組以降)
- 作曲:都倉俊一
- 振付:喜多弘・岡正躬・羽山紀代美・黒瀧月紀夫・尚すみれ(94年月組以降)
- 衣装:小西松茂・静間潮太郎
あらすじ
以下の節では、基本的なあらすじを記述している。
1994年の「スカーレット編」再演時に、樫の木屋敷でのスカーレットのアシュレへの告白の場面とバトラーとの出会い・チャールズとの結婚の経緯の新場面が追加された後、初演(1978年)の冒頭の敗戦後の南部へ繋ぐ展開となった。2002年の「総集編」では、1994年の追加場面を「バトラー編」の冒頭に繋ぎ、第2部は「スカーレット編」が中心となり、ラストは「バトラー編」のものであった。
バトラー編
第一部
スカーレット・オハラは愛するアシュレと結婚できなかった腹いせに、チャールズと結婚するも間も無く死別しアトランタへやって来た。チャリティーバザーの夜、女性に競売で落とすイベントで、喪中のスカーレットに法外な値を付けた男こそが、レット・バトラーであった。
今はメラニーの夫・アシュレが一時帰還し、スカーレットはサッシュを贈ると共に自分の想いを告白するが、彼はメラニーを頼むと告げるだけだった。
戦火が近づき、スカーレットは妊娠中のメラニーらと共に、レットに頼んでタラへ連れて行ってもらう。途中でレットは南軍に志願し戦場へ赴く。やがて南軍は敗北。荒れ果てたタラを見て、スカーレットはこの土地を守り抜くと決意する。
第二部
スカーレットはレットと結婚していた。雑貨店をアシュレに任せていたが、スカーレットと二人で抱き合う姿が目撃されて町の噂になる。激高したレットはスカーレットを強引に2階へ連れて行こうとするが、スカーレットは足を踏み外して転落し大怪我を負う。強い後悔と不安にかられたレットはメラニーに、スカーレットを心から愛していると告げる。
メラニーは流産し死期を悟り、スカーレットにレットの真意を告げ息を引き取る。その言葉によってスカーレットがレットへの愛情に気付き彼に告白するが、時既に遅く彼はひとり去っていくのだった。
スカーレット編
※1978年の上演を元に記述しています
第一部
南軍の敗北によって、南北戦争は終結。スカーレットは荒廃した農場を立て直すため、自ら懸命に働いていた。しかし税金が払えずタラを手放さなくてはならない危機に陥る。レットに相談するが、頼みには応じてもらえなかった。そこでスカーレットは妹・スエレンの婚約者で裕福なフランクを欺き、彼と結婚して税金を支払った。
しかし、北部人と南部人の対立の中で、フランクは死亡してしまう。
第二部
スカーレットはレットと結婚していた。雑貨店をアシュレに任せていたが、スカーレットと二人で抱き合う姿が目撃されて町の噂になる。激高したレットはスカーレットを強引に2階へ連れて行こうとするが、スカーレットは足を踏み外して転落し大怪我を負う。強い後悔と不安にかられたレットはメラニーに、スカーレットを心から愛していると告げる。
しかしメラニーは流産し死期を悟り、スカーレットにレットの真意を告げ息を引き取る。その言葉によってスカーレットがレットへの愛情に気付き彼に告白するが、時既に遅く彼はひとり去ってしまった。スカーレットは、一人たくましく生きることを決意するのだった。
登場人物
- レット・バトラー
- スカーレット・オハラ
- アシュレ・ウィルクス
- メラニー・ハミルトン
- ベル・ワットリング
楽曲
- 君はマグノリアの花の如く
- レットのスカーレットに対する想い
- 作詞:植田紳爾、補作詞:藤公之介、作曲:都倉俊一
- 愛のフェニックス
- レットとスカーレットの情熱
- 作詞:植田紳爾、作曲:寺田瀧雄
- 故里は緑なり
- 南部への望郷
- 作詞:植田紳爾、作曲:入江薫
- さよならは夕映えの中で
- 去っていくレットの心情
- 作詞:植田紳爾、作曲:寺田瀧雄
- 明日になれば
- スカーレットの決意
- 作詞:植田紳爾、作曲:寺田瀧雄
これまでの公演
- 1977年・月組
- 1977年3月25日 - 5月10日(新人公演:4月15日[2]、4月26日[2]):宝塚大劇場、7月2日 - 31日(新人公演:7月17日[2]、7月24日[2]):東京宝塚劇場
- 第63期生(美雪花代ら)の初舞台公演。
- 1977年・星組
- 1977年5月12日 - 6月28日(新人公演:6月10日[2]、6月21日[2]):宝塚大劇場、8月3日 - 30日(新人公演:8月14日[2]、8月21日[2]):東京宝塚劇場
- 6月10日と8月14日の新人公演・配役(第一部)[2]
- 6月21日と8月21日の新人公演・配役(第一部)[2]
- 1978年・雪組(スカーレット編)
- 1月1日 - 2月14日(新人公演:1月26日[2]):宝塚大劇場、4月1日 - 4月30日(第一回・新人公演:4月16日[2]、第二回・新人公演:4月23日[2]):東京宝塚劇場
- 1月26日と4月16日の新人公演・配役[2]
- 4月23日の新人公演・配役[2]
- 1978年・星組
- 1月11日 - 2月5日:山口・広島・下関・福山・高知・観音寺・高松・岡山・藤沢・浦和、桐生・柏・千葉・水戸・仙台(全国ツアー)
- 1978年・月組
- 2月10日 - 20日:中日劇場、6月3日 - 6月22日:大分・佐伯・宮崎・鹿児島・水俣・久留米・唐津・倉敷・大垣・福井・金沢・富山・新潟・高山・長野(全国ツアー)、10月9日 - 11月4日:苫小牧・函館・札幌・室蘭・帯広・北見・花巻・仙台・小山・伊勢・安城・鈴鹿・那覇(全国ツアー)
- 1978年・花組 (スカーレット編)
- 2月16日 - 3月22日(新人公演:3月10日[2]):宝塚大劇場、7月1日 - 30日(第一回・新人公演:7月16日[2]、第二回・新人公演:7月23日[2]):東京宝塚劇場
- 4月30日 - 5月7日:福岡市民会館、5月9日 - 12日:小倉市民会館
- トップスター・安奈淳の退団公演。
- 3月10日と7月16日の新人公演・配役[2]
- 7月23日の新人公演・配役[2]
- 1984年・雪組
- 3月23日 - 5月8日[3](新人公演:4月10日[4]、4月24日[4]):宝塚大劇場、7月1日 – 7月29日[5](新人公演:7月11日[4]):東京宝塚劇場
- 形式名は「宝塚グランドロマン[3][5]」。2部35場[3][5]。
- 第1部:君はマグノリアの花の如く[3]
- 第2部:さよならは夕映えの中で[3]
- トップ娘役・遥くららの退団公演。第70期生(紫ともら)の初舞台公演。
- 3月13日の午後6時から宝塚大劇場で前夜祭があった。ゲスト出演は水穂葉子、鳳蘭、順みつき、現役生徒の出演は銀、尚、麻実、平、遥、杜ほか当時の雪組と宝塚歌劇団70期生。『美しき南部』、『明日になれば』、『さよならは夕映えの中で』等の主題歌紹介や、ゲストを交えて初演時の思い出話、主演クラスの生徒によるハイライトシーンの披露、70期生全員の自己紹介等の内容。
- 4月10日の新人公演・配役[4]
- 4月24日の新人公演・配役[4]
- 7月11日の新人公演・配役[4]
- レット:杜けあき
- スカーレット:毬谷友子・草笛雅子
- アシュレ:一路万輝・明都ゆたか
- メラニー:美月亜優・千種まみ
- マミー:古代みず希
- 1988年・雪組
- 1月1日 - 2月16日[6](新人公演:1月19日[7]):宝塚大劇場、4月3日 – 4月29日[8](新人公演:4月12日[9]):東京宝塚劇場
- 形式名は「宝塚グランド・ロマン[6][8]」。2部37場[6][8]。
- レット・バトラー:平みち
- スカーレット:一路真輝
- アシュレ:杜けあき
- スカーレットII:神奈美帆
- レット・バトラー:杜けあき
- スカーレット:神奈美帆
- アシュレ:平みち
- スカーレットII:一路真輝
- レット・バトラー:杜けあき
- スカーレット:一路真輝
- アシュレ:平みち
- スカーレットII:神奈美帆
- 新人公演・配役
- 参考資料[6] - 脚本:菊田一夫『風と共に去りぬ』1976年初演版。訳:大久保康雄・竹内道之助『風と共に去りぬ』(三笠書房)
- 1994年・月組
- 1月1日 - 2月7日(新人公演:1月18日):宝塚大劇場[10]、4月4日 – 4月27日(新人公演:4月12日):東京宝塚劇場[11]
- 9月18日 - 10月10日:仙台・会津若松・市川・川口・静岡・呉・広島・鹿児島・福岡(全国ツアー)
- 形式名は宝塚・東京が「住友VISAシアター 宝塚グランドロマン[10][11]」、全国ツアーが「宝塚グランドロマン[12]」。宝塚・東京における本公演と全国ツアーは2部38場[10][11][12]。
- 第1部:君はマグノリアの花の如く[10][11][12]
- 第2部:さよならは夕映えの中で[10][11][12]
- 新人公演・配役
- 参考資料[10] - 脚本:菊田一夫「風と共に去りぬ」1976年宝塚初演版。訳:大久保康雄・竹内道之助「風と共に去りぬ」(三笠書房)。
| 公演日 | 公演場所 |
|---|---|
| 9月18日 9月19日 |
仙台市・イズミティ21 |
| 9月20日 | 会津若松市・会津風雅堂 |
| 9月22日 9月23日 |
市川市文化会館 |
| 9月24日 9月25日 |
川口総合文化センター |
| 9月27日 9月28日 |
静岡市民文化会館 |
| 9月30日 | 呉市文化センター |
| 10月1日 10月2日 |
メルパルクホール広島 |
| 10月4日 -10月6日 |
鹿児島県文化センター |
| 10月8日 -10月10日 |
福岡市民会館 |
| 開演時間 (日本標準時) |
スカーレットI | スカーレットII | |
|---|---|---|---|
| 1月1日(土) | 13:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 1月2日(日) | 11:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 15:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 1月3日(月) | 11:00 | ||
| 15:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ | |
| 1月4日(火) | 13:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 1月5日(水) | 11:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 15:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 1月6日(木) | 貸切公演 | ||
| 15:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ | |
| 1月7日(金) | 11:00 | ||
| 1月8日(土) | 11:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 15:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ | |
| 1月9日(日) | 11:00 | ||
| 15:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 1月10日(月) | 13:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 1月11日(火) | 11:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 15:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ | |
| 1月13日(木) | 13:00 | ||
| 1月14日(金) | 13:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 1月15日(土) | 11:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 15:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 1月16日(日) | 11:00 | ||
| 15:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ | |
| 1月17日(月) | 13:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 1月18日(火) | 13:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 開演時間 (日本標準時) |
スカーレットI | スカーレットII | |
|---|---|---|---|
| 1月20日(木) | 11:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 15:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 1月21日(金) | 13:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 1月22日(土) | 貸切公演 | ||
| 15:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 1月23日(日) | 11:00 | ||
| 15:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ | |
| 1月24日(月) | 13:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 1月25日(火) | 13:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 18:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 1月27日(木) | 11:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 貸切公演 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 1月28日(金) | 13:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 1月29日(土) | 11:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 貸切公演 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ | |
| 1月30日(日) | 貸切公演 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 15:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ | |
| 1月31日(月) | 13:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 2月1日(火) | 貸切公演 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 15:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 2月3日(木) | 13:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 2月4日(金) | 13:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 |
| 2月5日(土) | 11:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 貸切公演 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 2月6日(日) | 貸切公演 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
| 15:00 | 真琴つばさ | 麻乃佳世 | |
| 2月7日(月) | 13:00 | 麻乃佳世 | 真琴つばさ |
- 1994年・雪組(スカーレット編)
- 5月13日 - 6月20日(新人公演:5月31日):宝塚大劇場[14]、8月2日 - 29日(新人公演:8月16日):東京宝塚劇場[15]
- 形式名は「VISAジャパンシアター 宝塚グランドロマン[14][15]」。2部35場[14][15]。
- 第1部:真紅に燃えて[14][15]
- 第2部:明日になれば[14][15]
- 特別出演(専科)[14][15] - 葉山三千子、矢代鴻、星原美沙緒
- 休演者[14][15] - ロンドン公演出演者(香寿たつき、五峰亜季、毬丘智美、有未れお、和央ようか、美穂圭子、宝樹彩、欧波翼、翠花果、有沙美帆)、純名里沙
- 新人公演・配役
- ※下記の配役は宝塚[14]・東京[15]共通。宝塚は第1部のみ。
- 参考資料[14] - 脚本:菊田一夫「風と共に去りぬ」1976年宝塚初演版。訳:大久保康雄・竹内道之助「風と共に去りぬ」(三笠書房)。
| レット・バトラー[16] | チャールズ・ハミルトン[14] | |
|---|---|---|
| 5月13日 - 5月22日 | 麻路さき(星組) | 轟悠 |
| 5月23日 - 5月31日 | 久世星佳(月組) | |
| 6月2日 - 6月9日 | 真矢みき(花組) | |
| 6月10日 - 6月20日 | 轟悠 | 高倉京 |
| レット・バトラー | アシュレ・ウィルクス | チャールズ・ハミルトン | |
|---|---|---|---|
| 8月2日 - 8月8日 8月16日 - 8月23日 |
轟悠 | 高嶺ふぶき | 高倉京 |
| 8月9日 - 8月15日 8月24日 - 8月29日 |
高嶺ふぶき | 轟悠 |
| 公演日 | 公演場所 |
|---|---|
| 4月12日 4月13日 |
守山市民ホール |
| 4月15日 4月16日 |
アクトシティ浜松 |
| 4月17日 | 富士市文化会館 |
| 4月19日 | 長野県松本文化会館 |
| 4月20日 | 長野県県民会館 |
| 4月22日 4月23日 |
仙台・イズミティ21 |
| 4月25日 | 府中の森芸術劇場 |
| 4月26日 4月27日 |
市川市文化会館 |
| 4月29日 4月30日 |
広島郵便貯金会館 |
| 5月2日 -5月6日 |
福岡市民会館 |
| 公演日 | 公演場所 |
|---|---|
| 5月30日 5月31日 |
札幌・北海道厚生年金会館 |
| 6月2日 | 青森市文化会館 |
| 6月3日 | 岩手県民会館 |
| 6月5日 | 名取市文化会館 |
| 6月6日 6月7日 |
仙台・イズミティ21 |
| 6月9日 6月10日 |
よこすか芸術劇場 |
| 6月12日 -6月14日 |
市川市文化会館 |
| 6月15日 | 川口総合文化センター |
| 6月17日 6月18日 |
広島郵便貯金会館 |
| 6月20日 6月21日 |
九州厚生年金会館 |
| 公演日 | 公演場所 |
|---|---|
| 6月9日 | 三重文化会館 |
| 6月10日 | 四日市市文化会館 |
| 6月12日 6月13日 |
神奈川県立県民ホール |
| 6月15日 | 宇都宮市文化会館 |
| 6月16日 6月17日 |
仙台・イズミティ21 |
| 6月19日 | 福島県文化センター |
| 6月20日 | 会津風雅堂 |
| 6月22日 6月23日 |
新潟県民会館 |
| 6月24日 | 長岡市立劇場 |
| 6月26日 | 上越文化会館 |
| 6月28日 | フェニックス・プラザ |
| 6月30日 7月1日 |
富山市芸術文化ホール |
- 2002年・合同
- 4月6日 - 4月29日:日生劇場[21]
- 宝塚歌劇団88周年記念として、轟悠・湖月わたる・檀れい他専科メンバーと雪組[21](前半・ - 16日)・花組[21](後半・18日 - )の選抜メンバーにより公演。
- 形式名は「宝塚歌劇88周年記念特別公演 宝塚グランドロマン[21]」。2部43場[21]。
- 第1部:君はマグノリアの花の如く[21]
- 第2部:さよならは夕映えの中で[21]
- 内容はバトラー編・スカーレット編から抜粋した総集編で、フィナーレのショーは無し。
- 2013年・宙組
- 9月27日 - 11月4日:宝塚大劇場、11月22日 - 12月23日:東京宝塚劇場
- 2014年・月組
- 1月11日 - 1月27日:梅田芸術劇場
- 宝塚歌劇団100周年記念として、轟悠と月組選抜メンバーによる公演。
- 内容は2002年の総集編とほぼ同じだが、『水色の愛』『そよ風の青春』『真紅に燃えて』など初演のバトラー編やスカーレット編で使用された曲が再び使用された。フィナーレで「バトラー」と「スカーレット」による新作デュエット曲「ねえ、君」が追加。
- 2015年・月組
- 2月7日 - 3月2日:中日劇場
- 前年の梅田芸術劇場公演に引き続き、轟悠と月組選抜メンバーによる公演。
配役一覧
この節の加筆が望まれています。 |
太字がトップスター(=主演)。不明点は空白とする。
| 1977年月組 | 1977年星組 | 1978年雪組 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| レット・バトラー | 榛名由梨[23] | 榛名由梨 | 鳳蘭[23] | 鳳蘭 | 麻実れい[23] | 麻実れい |
| スカーレットI | 順みつき[23] | 順みつき | 遥くらら[23] | 遥くらら | 汀夏子[23] | 汀夏子 |
| スカーレットII[注 1] | 北原千琴[23] | 北原千琴 | 玉梓真紀[23] | 玉梓真紀 | -[23] | - |
| アシュレ | 瀬戸内美八[23] | 瀬戸内美八 | 但馬久美[23] | 但馬久美 | 常花代[23] | 常花代 |
| メラニー | 小松美保[23] | 小松美保 | 奈緒ひろき[23] | 奈緒ひろき | 城月美穂[23] | 城月美穂 |
| ベル・ワットリング | 舞小雪[23] | 舞小雪 | 衣通月子[23] | 衣通月子 | 千花さち代[23] | 千花さち代 |
| スエレン [注 2] | - | 東千晃 | ||||
| フランク [注 2] | -[23] | - | -[23] | - | 尚すみれ[23] | 尚すみれ |
| ピティパット | 深山しのぶ[23] | 深山しのぶ | 美吉佐久子[23] | 美吉佐久子 | 睦千賀[23] | 睦千賀 |
| プリシー | 葉山三千子[23] | 葉山三千子 | 朝みち子[23] | 朝みち子 | 瀬戸千尋[23] | 瀬戸千尋 |
| マミー | 水穂葉子[23] | 水穂葉子 | 水穂葉子[23] | 水穂葉子 | 水穂葉子[23] | 水穂葉子 |
| ミード博士 | 大路三千緒[23] | 大路三千緒 | 清川はやみ[23] | 清川はやみ | 清川はやみ[23] | 清川はやみ |
| ミード夫人 | 水代玉藻 | 水代玉藻 | 淡路通子 | 淡路通子 | 神代錦 | 神代錦 |
| エルシング夫人 | 沖ゆき子[23] /水乃亮[23] |
沖ゆき子[23] | 岸香織[23] | |||
| メリーウェザー夫人 | 藤城潤[23] | 瑠璃豊美[23] | 瑠璃豊美[23] | |||
| ファニー・エルシング | 久美かおる[23] | 紫城いずみ[23] | 加奈霞[23] | |||
| メイベル・メリーウェザー | 潮はるか[23] | 月城千晴[23] | 高ひづる[23] | |||
| フィル・ミード | 世れんか[23] | 桐生のぼる[23] | -[23] | |||
| ルネ・ピカール | 江夏淳[23] | 峰さを理[23] | -[23] | |||
| 脚本・演出(スタッフ) | 植田紳爾 | |||||
| 演出(スタッフ) | 阿古健 | |||||
| 劇場 | 宝塚 | 東京 | 宝塚 | 東京 | 宝塚 | 東京 |
| 1978年星組 | 1978年月組 | 1978年花組 | 1978年月組 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| レット・バトラー | 鳳蘭 | 榛名由梨 | 麻月鞠緒[23] 榛名由梨[23] 鳳蘭[23][注 3] |
麻月鞠緒 榛名由梨 鳳蘭[注 4] |
麻月鞠緒 | 榛名由梨 | |
| スカーレットI | 遥くらら | 順みつき | 安奈淳[23] | 安奈淳 | 順みつき | 舞小雪 | |
| スカーレットII [注 1] | 玉梓真紀 | 潮はるか | -[23] | - | 潮はるか | 世れんか | |
| アシュレ | 但馬久美 | 瀬戸内美八 | 松あきら[23] | 松あきら | 瀬戸内美八 | ||
| メラニー | 月城千晴 | 小松美保 | 上原まり[23] | 上原まり | 小松美保 | ||
| ベル・ワットリング | 山奈由佳 | 舞小雪 | 汐見里佳[23] | 汐見里佳 | 舞小雪 | 条はるき | |
| スエレン [注 2] | - | 北原千琴 | 北原千琴 | - | |||
| フランク [注 2] | - | みさとけい[23] | みさとけい | - | |||
| ピティパット | - | 水の瀬あきら | 深山しのぶ[23] | 深山しのぶ | 鈴鹿照子 | 水の瀬あきら | |
| プリシー | 美珠千代 | 明知希帆 | 鈴鹿照子[23] | 鈴鹿照子 | 純川暁美 | ||
| マミー | 洋ゆり | 葉山三千子 | 水穂葉子[23] | 水穂葉子 | 藤園さとみ | 葉山三千子 | |
| ミード博士 | 立ともみ | 美穂真咲 | 美吉左久子 [23] | 美吉左久子 | 小柳日鶴 | 汝鳥伶 | |
| ミード夫人 | 淡路通子 | 水代玉藻 | 瑠璃豊美 | 瑠璃豊美 | 恵さかえ | 水代玉藻 | |
| エルシング夫人 | 藤園さとみ[23] | ||||||
| メリーウェザー夫人 | 恵さかえ[23] | ||||||
| ファニー・エルシング | 美野真奈[23] | ||||||
| メイベル・メリーウェザー | 島ゆり[23] | ||||||
| フィル・ミード | -[23] | ||||||
| ルネ・ピカール | -[23] | ||||||
| 脚本・演出(スタッフ) | 植田紳爾 | ||||||
| 演出(スタッフ) | 阿古健 | ||||||
| 劇場 | 全国 | 中日 | 宝塚 | 東京 | 福岡・小倉 | 全国(夏) | 全国(秋) |
| 1984年雪組 | 1988年雪組 | |||
|---|---|---|---|---|
| レット・バトラー | 麻実れい[3] | 平みち [6] 杜けあき[6][注 5] | ||
| スカーレットI | 遥くらら[3] | 神奈美帆[6] 一路真輝[6][注 6] | ||
| スカーレットII [注 1] | 草笛雅子[3] | 一路真輝[6] 神奈美帆[6][注 6] | ||
| アシュレ | 平みち[3] | 杜けあき[6] 平みち[6][注 5] | ||
| メラニー | 鳩笛真希[3] | 仁科有理[6] | ||
| ベル・ワットリング | 矢代鴻[3] | 北斗ひかる[6] | ||
| スエレン[注 2] | - | |||
| フランク[注 2] | - | |||
| ピティパット | 深山しのぶ[3][6] | |||
| プリシー | 毬谷友子[3] | 小乙女幸[6] | ||
| マミー | 木花咲耶[3][6] | |||
| ミード博士 | 沙羅けい[3] | 小柳日鶴[6] | ||
| ミード夫人 | 銀あけみ[3][6] | |||
| エルシング夫人 | 尚すみれ[24] | 真咲佳子[23] | ||
| メリウェザー夫人 | 晃みやび[25] | 箙かおる[23] | ||
| ファニー・エルシング | 立原かえ[23] | 早原みゆ紀[6] | ||
| メイベル・メリーウェザー | 美風りざ[25] | 紫とも[6] | ||
| フィル・ミード | 光木裕[23] | 慶一花[23] | ||
| ルネ・ピカール | 北斗ひかる[25] | 奈々央とも[6] | ||
| ワイティング夫人 | 青樹りょう[25] | |||
| チャーリー | 杜けあき[25] | |||
| ピーター | 加茂千条[25] | 文月玲[6] | ||
| 脚本・演出(スタッフ) | 植田紳爾 | |||
| 演出(スタッフ) | 阿古健 | |||
| 劇場 | 宝塚 | 東京 | 宝塚 | 東京 |
| 1994年月組 | 1994年雪組 | 1997年花組 | 1998年雪組 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| レット・バトラー | 天海祐希[10] | 麻路さき[14] 久世星佳[14] 真矢みき[14] 轟悠[14][注 7] |
轟悠[15] 高嶺ふぶき[15][注 8] |
真矢みき[17] | 轟悠[18] | |
| スカーレットI | 麻乃佳世[10] 真琴つばさ[10][注 9] |
麻乃佳世 | 一路真輝[14] | 愛華みれ[17] | 香寿たつき[18] | |
| スカーレットII [注 1] | 真琴つばさ[10] 麻乃佳世[10][注 9] |
汐風幸[12] | - | 千ほさち[17] | 月影瞳[18] | |
| アシュレ | 久世星佳[10] | 真琴つばさ[12] | 高嶺ふぶき[14] | 高嶺ふぶき[15] 轟悠[15][注 8] |
香寿たつき[17] | 安蘭けい[18] |
| メラニー | 舞希彩[10] | 夏妃真美[12] | 早原みゆ紀[14] | 渚あき[17] | 檀れい[18] | |
| ベル・ワットリング | 若央りさ[10] | 春乃若葉 | 詩乃優花[17] | 五峰亜季[18] | ||
| スエレン[注 2] | - | 小乙女幸 | - | |||
| フランク[注 2] | - | 楓沙樹[14] | - | |||
| ピティパット | 邦なつき | 葉山三千子 | 双葉美樹 | 小乙女幸 | ||
| プリシー | 那津乃咲 | 星野瞳 | 毬花なみ | 百花沙里 | 絵麗まりな | |
| マミー | 星原美沙緒[10] | 真山葉瑠[12] | 星原美沙緒[14][17] | 風早優[18] | ||
| ミード博士 | 萬あきら | 大峯麻友 | 泉つかさ | 大伴れいか | 箙かおる | |
| ミード夫人 | 夏妃真美 | 花園ゆかり | 灯奈美 | 町風佳奈 | 美穂圭子 | |
| 脚本・演出(スタッフ) | 植田紳爾 | |||||
| 演出(スタッフ) | 谷正純 | |||||
| 劇場 | 宝・東 | 全国 | 宝塚 | 東京 | 全国 | 全国 |
脚注
注釈
出典
- ^ a b “宝塚歌劇『風と共に去りぬ』観客動員数300万人達成”. 宝塚歌劇団公式サイト (2014年11月18日). 2014年11月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 100年史(舞台) 2014, p. 295.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 80年史 1994, p. 304.
- ^ a b c d e f 80年史 1994, p. 308.
- ^ a b c 80年史 1994, p. 306.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 80年史 1994, p. 328.
- ^ a b 80年史 1994, p. 332.
- ^ a b c d e f g 80年史 1994, p. 330.
- ^ a b 80年史 1994, p. 333.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 90年史 2004, p. 26.
- ^ a b c d e f 90年史 2004, p. 29.
- ^ a b c d e f g h i 90年史 2004, p. 35.
- ^ a b 宝塚月組 1994, p. 35.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 90年史 2004, p. 27.
- ^ a b c d e f g h i j k l m 90年史 2004, p. 30.
- ^ 宝塚雪組 1994.
- ^ a b c d e f g h i j k 90年史 2004, p. 73.
- ^ a b c d e f g h i j k 90年史 2004, p. 89.
- ^ a b c d e f g h i j k 90年史 2004, p. 137.
- ^ 90年史 2004, p. 136.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al 90年史 2004, p. 153.
- ^ 100年史(舞台) 2014, p. 261.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo bp bq br bs bt bu bv bw bx 宝塚月組 1994, p. 56.
- ^ 80年史 1994, pp. 304–305.
- ^ a b c d e f 80年史 1994, p. 305.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 2004年・宙組 全国ツアー配役 2016年6月30日閲覧。
参考文献
- 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 編集:山本久美子・西村房代・須藤晃代、編集補助:松岡幸子・浜田聖子・松本恵美・加藤貴子、編集協力:坂島和歌子・松川咲絵・浜本ひろ美・浅野千佳子・川口桂、執筆:三宅顕人(小林一三、ならびに劇場解説)、監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 編集:桑原武男、発行人:北川方英『風と共に去りぬ 1994年・月組 宝塚大劇場公演プログラム』宝塚歌劇団、1994年1月1日。
- 編集・発行人:北川方英『風と共に去りぬ 1994年・雪組 宝塚大劇場公演プログラム』宝塚歌劇団、1994年5月13日。