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PCMan File Manager

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PCMan File Manager
PCMan File Manager
開発元 Hong Jen Yee (PCMan), Andriy Grytsenko (LStranger)
最新版
1.2.4 (GTK+) / 2016年2月21日 (9年前) (2016-02-21)[1]
最新評価版
0.1.0 (Qt) / 2015年12月9日 (9年前) (2015-12-09)[2]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C (GTK+), C++ (Qt)
対応OS Unix系
種別 ファイルマネージャ
ライセンス GNU General Public License
公式サイト wiki.lxde.org/en/PCManFM
テンプレートを表示

PCMan File Manager (PCManFM)は、台湾出身の洪任諭 (Hong Jen Yee) が開発した、NautilusDolphinThunarを置き換えることを意図したファイルマネージャアプリケーションである[3][4]。PCManFMはGNU General Public Licenseに基づきリリースされるフリーソフトウェアである。PCManFMはLXDEの標準ファイルマネージャであり、LXDEもまたPCManFMと同じ著者により他の開発者と共に開発されている。2010年から、PCManFMは一から完全に書き直されたため、新しいPCManFMは古い0.5.xシリーズと完全に異なる。ビルド命令、セットアップ、設定はその過程で変更された。

PCManFMはフリーソフトウェアの相互運用性のためにFreedesktop.orgが与える仕様に従うことを目的としている。

洪任諭はGTK 3に不満だったため、2013年初期にQtを用いて試験的に実装し[5]2013年3月16日にQtベースのPCManFMの最初のバージョンをリリースした[6]。ただし彼は「Gtk+とQtバージョンは共存する」と語り、Qtによる実装はLXDEのGTKからの離脱を意味するものではないと明言した。

機能

PCManFMの機能を以下に示す:

  • リモートファイルシステムへのシームレスなアクセスによるフルGVfsサポート(関連したGVfsのバックエンドがインストールされている場合、sftp://・dav://・smb://などを処理可能)
  • ピクチャのサムネイル
  • デスクトップ管理 - 壁紙やデスクトップアイコン
  • ブックマーク
  • 多言語対応
  • Firefoxのような)タブブラウジング
  • ボリューム管理(mount/unmount/eject、要GVfs)
  • ドラッグアンドドロップのサポート
  • ファイルのタブ間ドラッグ
  • ファイル関連付けのサポート(デフォルトアプリケーション)
  • 左のサイドバーで、アイコンビュー、コンパクトビュー、詳細リストビュー、サムネイルビュー、ツリービューを提供
  • ツインパネル

関連項目

脚注

  1. ^ PCManFM”. wiki.lxde.org (2016年2月21日). 2016年6月11日閲覧。
  2. ^ PCManFM Qt releases”. github.com/lxde (2015年12月9日). 2016年6月11日閲覧。
  3. ^ Craciun, Dan. “PCMan File Manager 0.4.5 Review”. Linux Today. 2013年2月20日閲覧。
  4. ^ Georgiadis, Panos. “PCMan – An Alternative File Manager”. Unixmen. 2013年2月20日閲覧。
  5. ^ LXDE - PCManFM file manager is ported to Qt?”. Blog.lxde.org (1999年2月22日). 2013年4月27日閲覧。
  6. ^ LXDE - PCManFM Qt 0.1.0 released”. Blog.lxde.org (2013年3月27日). 2013年4月27日閲覧。

外部リンク