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NetWare Core Protocol

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NetWare Core Protocol (NCP) は Novell が開発したネットワークプロトコルである。通常は Novell NetWare/Novell Open Enterprise Server (OES)のクライアントサーバーの操作に利用される。初期のバージョンは MS-DOS クライアント上で動作ししたが、最近ではWindows をはじめとする様々なプラットフォームに移植されている。

NCP はファイルアクセス、プリント、ディレクトリサービス、時刻同期、メッセージ転送、リモートアクセス、サーバーボリュームのアクセス権限の管理に使用される。IPX/SPX の様にフットプリントが軽く、簡単な設定で動作することで、アドバンテージがある。

POSIX に準拠しない独自の実装方法により、ネットワークからの読出し権限のないディレクトリの不可視化、権利継承と言った特別なセキュリティモデルを利用できる。

NCP は eDirectory のサーバー間のディレクトリツリーの同期メカニズムに利用される。

オリジナルの IPX/SPX の実装は Novell NetWare によって行われたが、NetWare 5.0 以降 TCP/IP に移植され Port 524 を利用し。Service Location Protocol (SLP) によって容易に名前解決が行われる。