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AMD Accelerated Parallel Processing

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AMD APP SDK
開発元 AMD
最新版
2.9.1 / 2014年8月28日
最新評価版
3.0 Beta / 2014年12月9日
対応OS Microsoft WindowsLinux
種別 ソフトウェア開発キット
公式サイト APP SDK - A Complete Development Platform - AMD
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AMD Accelerated Parallel Processing (AMD APP : エーエムディー・エーピーピー) とは、AMDによる、同社製CPU/GPU/APU向けの並列コンピューティング基盤テクノロジーである。AMD APP環境向けのソフトウェア開発キットとして、AMD APP SDKが公開されている。

同テクノロジーおよび開発キットの初期の名称はATI StreamおよびATI Stream SDKであり[1]ATIがAMDに買収された後、ATIブランドが存続している間は使われ続けていたが、その後ATIブランドの消滅・統合[2]とともにAMD Stream/AMD APPおよびAMD APP SDKに名称変更されている。

概要

AMD Stream (ATI Stream) SDKはスタンフォード大学で開発されたBrook言語をベースとして構築されたBrook+と、ランタイムを含む抽象化レイヤーとしてハードウェアの制御を行なうATI Compute Abstraction Layer (CAL) [3]によって構成されたGPGPU対応ソフトウェア開発用プラットフォームである。AMD Stream (ATI Stream) はGPGPUの実行基盤テクノロジーを指し、競合となるNVIDIACUDAに近い意味合いを持つ[4]。なお2015年現在のAMD APPは、ヘテロジニアス環境(HSA)の標準API規格であるOpenCLを中核とする開発環境にシフトしている。

脚注

関連項目