Intel Math Kernel Library
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開発元 | インテル |
---|---|
初版 | 2003年5月9日 |
最新版 |
11.2 Update1
/ 2014年11月5日 |
種別 | ライブラリ、フレームワーク |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | MKL |
インテルのMath Kernel Library (MKL)とは科学、工学、金融アプリケーション向けに提供される最適化された数学ルーチンを含むライブラリである。提供される中心的な数学関数にはBLAS、LAPACK、ScaLAPACK、スパースソルバー、FFT、ベクトル演算が含まれている。ライブラリはインテルならびに互換プロセッサをサポートしており、Windows、Linux、Mac OS Xオペレーティングシステムの各プラットフォームで利用可能である。
歴史
インテルは2003年5月9日にMath Kernel Libraryを公開し[1]、それをblas.libと名づけた。ロシアと米国に存在する開発グループが開発を行った。ライブラリはスタンドアローンとバンドルされたバージョンの双方が存在する。2015年1月現在の最新バージョンは11.2である[2]。
互換インターフェイス
MKLにはFFTWおよびLAPACKと互換性のあるインターフェイスを持った関数群が実装されている。
批判
インテルはインテルのプロセッサと非インテルのプロセッサ上でオープンソースのライブラリやAMDのライブラリよりもパフォーマンスが優位であるとの主張を実証するため、ベンチマークを公開した。にもかかわらず64ビットバージョンのMKLは非インテルプロセッサでの最適化があまりなされていないとの批判が根強い。関連する議論は英語版ウィキペディアの記事"criticism of Intel C++ compiler"を参照のこと。
関連項目
- Intel Software Network(サポートと議論用フォーラムがある。)
- 数値解析ソフトウェア
- Intel C++ Compiler
- Intel Parallel Studio
脚注
- ^ “Intel launches library tool for developers.(Intel Math Kernel Library 6.0 )(Brief Article)”. Telecomworldwire. (2003年5月9日) 2009年11月29日閲覧。
- ^ Intel Corporation (2010年). “Intel®Math Kernel Library (Intel®MKL)”. 2010年12月1日閲覧。