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Notepad++

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Notepad++
Notepad++ logo
Notepad++のスクリーンショット
Notepad++のスクリーンショット
開発元 Don Ho
初版 2003年11月24日 (2003-11-24)
最新版 8.8[1] ウィキデータを編集 - 2025年4月28日 (7日前) [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C++
対応OS Windows
対応言語 多言語[2]
種別 ソースコードエディタ
ライセンス GNU General Public License
公式サイト Notepad++ Home
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Notepad++(ノートパッドプラスプラス)は、Windowsで動作するフリーソフトウェアソースコードエディタである。SourceForge.netで配布されており、2010年1月の時点で累計2,100万本以上ダウンロードされている[3]

Scintillaというコンポーネントをベースにしており、Win32 APIコールを用い、STLを利用したC++で記述されている。Notepad++の目的は、自在にカスタマイズ可能なGUIを備えた、スリムで効率的なバイナリを提供することである。

サポートするプログラミング言語

Notepad++は、以下のコンピュータ言語向けのシンタックスハイライト(構文の強調表示や変数・関数の色分け、折りたたみなど)をサポートしている。 ASP, Ada, アスキーアート, アセンブリ言語, AutoIt(Limited support for AutoHotkey), BAT, C言語, C Sharp, C++, Caml, CSS, Doxygen, FORTRAN, HTML, Haskell, Java, JavaScript, KiXtart, LISP, Lua, makefile, MATLAB, Objective-C, Pascal, Perl, PHP, PostScript, Python, Ruby, Scheme, Unix Shell Script, Smalltalk, SQL, Tcl, TeX, Verilog, VHDL, VB/VBScript, XML.

更に、ユーザ言語定義システムを利用することで、たとえばMediaWikiFortran 90といった、デフォルトで定義されていない言語のシンタックスハイライトをある程度自作することができる。

特徴

以下のような特徴がある。

  • 自動補完(言語とファイル)
  • ブックマーク
  • シンタックスハイライト(加えて、括弧とインデントのハイライト)
  • 正規表現による検索と置換
  • 画面分割(スクロールの同期も可能)
  • ズーム
  • スペルチェッカ(組み込みだがAspellが必要)
  • Hex編集(標準インストールに含まれるプラグイン)
  • タブエディタ(多段表示にも一応対応)
  • FTPブラウザ(標準インストールに含まれるプラグイン)
  • Unicodeを含む様々なフォーマットサポート
  • 自動アップデート

マクロプラグインをサポートしている。多くのテキスト変換のオプションを提供するTextFXと呼ばれるユーザが書いたプラグインがデフォルトで含まれている。

Scintillaは複数行にわたる正規表現の検索と置換をサポートしていないが、Notepad++はこの問題を解決しうるプラグインをサポートしている。

互換性

Notepad++はWindows上でのみ使用可能である。開発者は一人だけで、ソフトウェアを他のオペレーティングシステム (OS) へ移植する時間あるいは資源がない。Wineを利用した場合には、LinuxMac OS XなどのUnix系OS上で動作させることは出来る。

関連項目

脚注

  1. ^ "Download Notepad++ v8.8: We are with Ukraine | Notepad++"; 閲覧日: 2025年4月28日.
  2. ^ Notepad++ Binary Translations”. 2014年9月9日閲覧。
  3. ^ SourceForge.net: Project Statistics for Notepad++”. SourceForge.net. 2010年1月26日閲覧。

外部リンク