Oracle Linux
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開発者 | オラクル |
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OSの系統 | Linux |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | オープンソース |
最新安定版 | 7.0 / 2014年7月23日 |
パッケージ管理 | RPM |
プラットフォーム | i386, x86-64 |
カーネル種別 | モノリシックカーネル |
ライセンス | GPL |
ウェブサイト | www.oracle.com/jp/technologies/linux/ |
Oracle Linuxは、オラクルによるRed Hat Enterprise Linux (RHEL) をベースとしたLinuxディストリビューションの一つ。
概要
CentOSと同じようにRHELから商標やロゴを抜きだし、再構築したディストリビューションで、RHELとの互換を目標としている。Oracle Unbreakable Linuxサポートプログラムにより比較的安価な価格で有償サポートを提供する。
Oracle DatabaseやWeblogic Server などの自社製品の運用環境を提供することが、目的の多くを占めており、一般的な意味では、 レッドハットによる有償ディストリビューションRHELと、RHELをベースにしRHELとの互換環境を無償で実現しようとするCentOSやScientific Linuxなどのディストリビューションの間を埋める製品として、RHELと同じバージョンや操作は必要だが安価なサポートを求める企業などを対象にしている。
なお、RHELではサポートされているIA-64アーキテクチャやPowerPCアーキテクチャ向けのサポートは提供されておらず、i386やx86-64といったPCアーキテクチャ向けのみに限られている。また、デスクトップ向けのパッケージも用意されておらず、サーバー用途にほぼ限定した形で提供が行われている。
バージョン履歴
- Oracle Linux 7 [1]
- Oracle Linux 6, 6.1, 6.2, 6.3, 6.4, 6.5 [2]
- Oracle Enterprise Linux 5, 5.1, 5.2, 5.3, 5.4, 5.5, 5.6, 5.7, 5.8, 5.9, 5.10 [3]
- Oracle Unbreakable Linux 4.5, 4.6, 4.7, 4.8, 4.9 [4]
レッドハットの反応
Oracle Enterprise LinuxはRHELと直接競合する製品で、レッドハットから多くの顧客が流れる事が危惧された[5]。 これに対しレッドハットは、オラクルのEnterprise LinuxはRHELと完全な互換性がない事を発表し、オラクルに乗り換える場合の問題点を公表し対抗した[6]。