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Tiny Core Linux

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Tiny Core Linux
開発状況 開発中
ソースモデル フリーソフトウェアオープンソース
最新安定版 5.0.1 / 2013年10月1日 (11年前) (2013-10-01)[1]
使用できる言語 en
パッケージ管理 appbrowser (GUI) / tce-load (CLI)
プラットフォーム IA-32
カーネル種別 モノリシックカーネル
既定のUI BusyBox, FLWM
ライセンス GPL v2 License[2]
ウェブサイト tinycorelinux.com
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Tiny Core Linux(タイニー・コア・リナックス)は、Linuxディストリビューションの1つである。

概要

Tiny Core Linuxは、Damn Small Linuxの開発者の1人であったRobert Shingledeckerが中心となって開発が進められている。

HDDへインストールせずとも、CDUSBメモリから起動が可能なライブディストリビューションである。

開発リーダーのRobertはTiny Core Linuxのプロジェクトにおいて「より小さなLinux」を作ることを標榜しており、Tiny Core Linux自身は10MB程度しかなく、デスクトップ向けLinuxとしてはもっとも小さい部類に入る。

ファイルサイズをそこまで切り詰めるため、初期状態ではアプリケーションは簡易なネットワーク機能、X Window Systemなど、必要最小限のものしか入っておらず、Webブラウザワープロソフトなどは一切入っていない。そのようなアプリケーションは各利用者がインターネットを通じ、Appbrowserというインストールファイル検索ブラウザを使ってインストールファイル(拡張子は.tcz)をダウンロードし、インストールするようになっている。

その動作も、X Window Systemとして独自のTiny X、ウィンドウマネージャJwmを使っており、OS自体のサイズの小ささとあいまってその動作も軽快なものとなっている。

公式な派生種として、Tiny Core LinuxからGUIを省き、CUIで動作するMicro Core Linuxがある。Micro Core Linuxの容量はTiny Core Linuxよりさらに小さく、6MB前後である。

また、非公式ながら日本語プロジェクトもいくつか存在する。しかし、日本語版はどれも80MB前後となっている。

出典

  1. ^ http://forum.tinycorelinux.net/index.php/topic,15984.0.html
  2. ^ http://www.tinycorelinux.com/faq.html#license

関連項目

外部リンク