JavaFX
開発元 | オラクル |
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最新版 |
2.2.21
/ 2013年4月16日 |
リポジトリ | |
プラットフォーム | Javaプラットフォーム |
対応言語 | Java |
種別 | リッチ・インターネット・アプリケーション |
ライセンス | EULA, 一部 GPL+リンク例外[1] |
公式サイト |
www |
JavaFX(ジャバエフエックス)とはJava仮想マシン上で動作するリッチインターネットアプリケーション (RIA) のGUIライブラリである。Java SE 7 Update 2以降に標準搭載されている。Swingとは異なり、FXMLと呼ばれる XMLとCSSを併用してデザインを記述する。
概要
JavaFXは2007年5月8日のJavaOneでお披露目された。この時点でRIAプラットホームとしてはすでにAdobe Flexが普及しており、Microsoft Silverlightのリリースが2007年9月6日に迫っていた。JavaFXは3番目のRIAプラットホームとなる。
JavaFXは従来のAWTやSwingによるJavaのGUI開発をより簡単に、その表現力をよりリッチにした新しいプラットホームである。JavaFXではアニメーションするGUIを簡単に作成することができ、Java AppletおよびJava Web Startを用いてブラウザを通じて簡単に配布・実行できるRIAプラットフォームとなっている。JavaFX自体はブラウザを要さず、単体のJavaアプリケーションとして実行することが可能である。
フィーチャーフォンなどの組込み向けのJava ME上で動作する JavaFX mobile 1 が2009年2月12日にリリースされたが、JavaFX mobile は JavaFX 2 のリリースとともに廃止。新たにスマートフォン向けのバージョンが計画されている。
JavaFX 1
JavaFX Scriptと呼ばれるプログラム言語を用いて開発する仕組みだった。JavaFX 1 は2008年12月4日リリース。
JavaFX 2
Oracleは2010年のJavaOne(2010年9月20日)において、JavaFX 2.0を2011年下半期にリリースする予定であることを明かし、ロードマップを公表した。同時に、Oracleの目標への取り組みの一部として、JavaFX Scriptを廃止し、JavaFXアプリケーションを生成する、普通の Java API に置き換えることを発表した。 JavaFX 2.0では、アプリケーションは Java API を利用して記述する。このAPIはJRuby, Groovyなど他のプログラミング言語からも利用出来るようになる。しかし、JavaFXスクリプトの特徴の1つであった「バインディング」の実装に問題があり、現在解決に向けて作業が進んでいる状態である。
2.0 は Windows のみの対応だったが、2.1 から OS X に、2.2 から Linux に対応。
JavaFX 8
Java 8 からバージョン番号をそろえ JavaFX 8 となる予定。
参照
- ^ “OpenJFX Project”. Oracle Corporation. 2011年12月7日閲覧。