コンテンツにスキップ

Open Network Computing Remote Procedure Call

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。HRoestBot (会話 | 投稿記録) による 2013年2月26日 (火) 17:53個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.6.5) (ロボットによる: zh:開放網路運算遠端程序呼叫を追加)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Open Network Computing Remote Procedure CallONC RPC)はRPCシステムの一種。ONC RPC はサン・マイクロシステムズNetwork File System の一部として開発したもので、Sun ONC あるいは Sun RPC とも呼ばれる(以下では単にONCと略記)。

ONC は UNIXC言語呼出規約に基づいている。XDRを使ってデータをシリアライズしたり、場合によってはアクセスすべきファイル上のデータのエンコード/デコードをしたりする。そして、ONC は XDR でまとめられた内容を UDPTCP を使って送信する。あるマシン上のRPCサービスへのアクセスにはポートマッパーを使う。ポートマッパーはよく知られたポートでクエリを待ち受ける。一般に UDP や TCP の111番が使われる。

ONC はほとんどの UNIX 系システムに実装されている。マイクロソフトWindows 向けの実装を Services for UNIX で提供している。さらに、Windows 向けの ONC 実装はいくつかのサードパーティが提供しており、C言語、C++Java.NET 向けの実装がある(外部リンク参照)。

ONC RPC は RFC 1831 で記述されている。ONC RPC の認証機構は RFC 2695RFC 2203RFC 2623 で記述されている。

関連項目

外部リンク