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JavaFX

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JavaFX
ファイル:JavaFX.png
開発元 オラクル
最新版
2.2 / 2012年8月14日 (12年前) (2012-08-14)
リポジトリ ウィキデータを編集
プラットフォーム Javaプラットフォーム
対応言語 Java
種別 リッチ・インターネット・アプリケーション
ライセンス EULA, 一部 GPL+リンク例外[1]
公式サイト javafx.com
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JavaFX(ジャバエフエックス)とはJava仮想マシン上で動作するリッチインターネットアプリケーションGUIライブラリである。Java SE 7 Update 2 以降に標準搭載されている。Swing とは異なり、FXML と呼ばれる XMLCSS を併用してデザインを記述する。

概要

JavaFXは2007年JavaOne(2007年5月8日)でお披露目された。この時点でRIAプラットホームとしてはすでにAdobe Flexが普及しており、Microsoft Silverlightのリリースが2007年9月6日に迫っていた。JavaFXは3番目のRIAプラットホームとなる。

JavaFXは従来のAWTSwingによるJavaのGUI開発をより簡単に、その表現力をよりリッチにした新しいプラットホームである。JavaFXではアニメーションするGUIを簡単に作成することができ、Java AppletおよびJava Web Startを用いてブラウザを通じて簡単に配布・実行できるRIAプラットホームとなっている。JavaFX自体はブラウザを要さず、単体のJavaアプリケーションとして実行することが可能である。

組込み向けのJavaME上で動作するJavaFX mobileが2009年2月12日にリリースされ、携帯電話、Webブラウザ、単体アプリケーションと幅広い用途に用いることができるようになった。

JavaFX 1.x

JavaFX Scriptと呼ばれるプログラム言語を用いて開発する仕組みだった。

JavaFX 2.x

Oracleは2010年のJavaOne(2010年9月20日)において、JavaFX 2.0を2011年下半期にリリースする予定であることを明かし、ロードマップを公表した。同時に、Oracleの目標への取り組みの一部として、JavaFX Scriptを廃止し、JavaFXアプリケーションを生成する、普通の Java API に置き換えることを発表した。 JavaFX 2.0では、アプリケーションは Java API を利用して記述する。このAPIはJRuby, Groovyなど他のプログラミング言語からも利用出来るようになる。しかし、JavaFXスクリプトの特徴の1つであった「バインディング」の実装に問題があり、現在解決に向けて作業が進んでいる状態である。

2.0 は Windows のみの対応となっているが、2.1 から Mac OS X と Linux に対応予定。

参照

  1. ^ OpenJFX Project”. Oracle Corporation. 2011年12月7日閲覧。

外部リンク