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Oracle Linux

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Oracle Linux (旧称Oracle Enterprise Linux)
開発者 Oracle
OSの系統 Linux
開発状況 開発中
ソースモデル オープンソース
最新安定版 6.3 / 2012年6月28日
パッケージ管理 RPM
プラットフォーム i386, x86-64
カーネル種別 モノリシックカーネル
ライセンス GPL
ウェブサイト www.oracle.com/jp/technologies/linux/
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Oracle Linuxは、オラクルによるRed Hat Enterprise LinuxをベースとしたLinuxディストリビューションの一つ。

概要

CentOSと同じようにRHELから商標やロゴを抜きだし、再構築したディストリビューションで、RHELとの互換を目標としている。Oracle Unbreakable Linuxサポートプログラムにより比較的安価な価格で有償サポートを提供する。

Red Hatによる有償ディストリビューションRHELと、RHELをベースにしRHELとの互換環境を無償で実現しようとするCentOSScientific Linuxなどのディストリビューションの間を埋める製品として、RHELと同じバージョンや操作は必要だが安価なサポートを求める企業などを対象にしている。

なお、RHELではサポートされているIA-64アーキテクチャやPowerPCアーキテクチャ向けのサポートは提供されておらず、i386x86-64といったPCアーキテクチャ向けのみに限られている。

バージョン履歴

  • Oracle Linux 6, 6.1, 6.2, 6.3 [1]
  • Oracle Enterprise Linux 5, 5.1, 5.2, 5.3, 5.4, 5.5, 5.6, 5.7, 5.8 [2]
  • Oracle Unbreakable Linux 4.5, 4.6, 4.7, 4.8, 4.9 [3]

Red Hatの反応

Oracle Enterprise LinuxはRHELと直接競合する製品で、Red Hatから多くの顧客が流れる事が危惧された[4]。 これに対しRed Hatは、OracleのEnterprise LinuxはRHELと完全な互換性がない事を発表し、Oracleに乗り換える場合の問題点を公表し対抗した[5]

脚注

外部リンク