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V8 (JavaScriptエンジン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Google V8 JavaScript Engine
開発元 Google
最新版
3.8.5[1] / 2012年1月5日 (13年前) (2012-01-05)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Windows XP SP2 以降
Mac OS X v10.5 Leoperd
Linux
プラットフォーム IA-32, ARM
種別 JavaScriptエンジン
ライセンス 修正BSDライセンス
公式サイト Google V8 JavaScript Engine
テンプレートを表示

Google V8 JavaScript Engineは、Googleが開発するオープンソースJIT Virtual Machine型のJavaScript実行エンジンである[2]。文脈によっては、単にV8と呼称されるが、この名前は同じく「V8」と略されるV型8気筒エンジンに由来している[3]Google ChromeAndroid Browserで採用されている。

ECMAScript(ECMA-262)3rd Edition準拠で、C++で記述されている。スタンドアロンでの実行が可能なほか、C++で書かれたアプリケーションの一部として動作させることもできる。

Firefoxはインタープリタで実行して、統計情報をとって[4]、まず中間コードに変換し、その上でJITコンパイルするが、V8では、中間コードもなく、インタープリタも搭載せずに最初の実行時からコンパイルする[2]

開発リーダーは、Java HotSpot の開発者でもある、Lars Bak

V8のアセンブラは、Strongtalkのアセンブラをベースとしている。

2010年12月に”クランクシャフト”と呼ばれる新たなコンパイル環境が導入されスピードが改善された。

関連項目

参照

  1. ^ ChangeLog - v8 - Project Hosting on Google Code
  2. ^ a b Design Elements - Google V8 JavaScript Engine - Google Code
  3. ^ 「V8」エンジンに込めた高速化の願い、Google Chromeの狙いとは”. ITmedia (2008年9月3日). 2011年12月24日閲覧。
  4. ^ an overview of TraceMonkey ✩ hacks.mozilla.org

外部リンク