コンテンツにスキップ

Advanced Host Controller Interface

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Dream100 (会話 | 投稿記録) による 2011年8月28日 (日) 01:25個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Advanced Host Controller Interface (AHCI)とは、Intelの策定したシリアルATA (SATA)ホストバスアダプタのインターフェース仕様である。

AHCIではホストシステムのストレージデバイスとシステムメモリ間でのデータ交換などについて定義されている。 これにより、システムの設計、開発者の負担を減らすことができ、また、NCQホットスワップなどの高度な機能が利用できるようになる。 AHCIはあくまでシリアルATAを扱うホストコントローラーの規格であり、シリアルATAの規格とは別のものである。

最新の規格は2008年に策定されたv1.3である。

モード

現在市場に出回っている多くのシリアルATAコントローラーでは、IDEのエミュレーションモード、AHCIモード、マザーボード等のメーカー独自のRAIDモードがあるが、IntelはRAIDモードを推奨している。これは、RAIDの動作を実現するために内部ではAHCIが有効になっている場合が大半であり、一番柔軟な動作が可能だからである。
IDEモードは、例えばOS側がシリアルATAに対応せず、ディスクを認識しない場合などに使用される。

対応するOS

Windows VistaLinuxカーネル2.6.19、OpenBSD 4.1、Mac OS XSolaris 10などでサポートされるようになった。
実際に使用するには、ここで挙げたものかそれより新しいOSと、AHCI対応のデバイスドライバが必要となる。

関連項目

外部リンク