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Java Runtime Environment

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Java Runtime Environment(Java 実行環境、JRE)とは、コンピュータシステム上で Java アプリケーションを動かせるようにするサン・マイクロシステムズ (Sun Microsystems) によるソフトウェア群である。

概要

このソフトウェア群は Java 仮想マシン (JVM) とアプリケーション・プログラミング・インタフェース (API) から成り立っている。API は標準クラスライブラリのセットを提供する。仮想マシンと API は互いに互換性がなければならず、それゆえ JRE として共にバンドルされている。これは仮想マシンがプロセッサであり、API がユーザインタフェースであるような仮想的なコンピュータと考えることができる。

デスクトップマシンでは JRE がなければ Java アプリケーションを動かすことができない。現在の JRE のバージョンでは Java Web Start も同梱されている。インストール時に Mozilla FirefoxOperaInternet Explorer などのウェブブラウザJava Plug-in をインストールするか聞いてくる。これはブラウザで Java Applet を動かし、Java Web Start 対応 Java アプリケーションを起動できるようにするために必要なものであり、単純に Adobe Flash Player をブラウザ上で直接実行したり、ブラウザ外部のメディアプレーヤーを起動したりといったプラグインの一種である。

JRE は Java アプリケーション開発に必要な Java コンパイラが入っている Java 開発キット (JDK, Java SDK) にも同梱されている。

普及率

Java 実行環境の普及率は、2011年7月27日現在、RIAStats.com によると以下の通り[1]

バージョン RIAStats.comの調査 RIAStats.comの調査
(MacOSXのみ)
未インストール 36.04% 14.01%
1.4 1.07%
5.0 4.31% 24.26%
6.0 58.53% 61.69%
7.0 0.03%

関連項目

参照

  1. ^ Rich Internet Application Statistics

外部リンク