Open Database Connectivity
ODBC(Open Database Connectivity)は、主にMicrosoft Windows上でRDBMSやMicrosoft Accessなどのデータベースにアクセスするための共通インタフェース(API)である。Microsoftによって提唱されて1992年に標準化されている。UNIXなどにも移植されて利用されているケースもある。建前上は、ODBCを利用すれば接続先のデータベースを意識しなくてもプログラムが書けるが、現実にはパフォーマンスの問題が出てくるため、意識する必要が出てくる。
Visual Basicなどでは、DAO(Database Access Object)の下部レイヤーとして利用される事が多い
DAOは、スタンドアローンシステム用に設計されており、RDBMSなどのクライアント・サーバシステムには不向きなため、リモートアクセス向きのRDO(Remote Data Objects)インターフェースが提供されているが、別途ライセンスが必要であることMicrosoft SQL Server用にチューニングが為されており、あまり普及しなかった。マイクロソフトは、ODBCのサポートのうち切りを何度か試みており、1996年には、COMをベースにしたOLE DBとそのフロンドエンド用にADO(ActiveX Data Objects)を提供を始める。これも2000年には、同社の.NET戦略に基づいて.NET Framework Data ProviderとADO.NETに置き換えようとしているが、ODBCは最下層のレイヤーとして、DAOはアプリケーションインターフェースとして依然として生き残っている。
JDBC上では、Type1ドライバー(JDBC-ODBCブリッジ)としてJDBCの下層の物理ドライバ使われている。