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Open Database Connectivity

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ODBC(Open Database Connectivity)は、主にMicrosoft Windows上でRDBMSMicrosoft Accessなどのデータベースにアクセスするための共通インタフェース(API)である。Microsoftによって提唱されて1992年に標準化されている。UNIXなどにも移植されて利用されているケースもある。建前上は、ODBCを利用すれば接続先のデータベースを意識しなくてもプログラムが書けるが、現実にはパフォーマンスの問題が出てくるため、意識する必要が出てくる。

Visual Basicなどでは、DAO(Database Access Object)の下部レイヤーとして利用される事が多い

DAOは、スタンドアローンシステム用に設計されており、RDBMSなどのクライアント・サーバシステムには不向きなため、リモートアクセス向きのRDO(Remote Data Objects)インターフェースが提供されているが、別途ライセンスが必要であることMicrosoft SQL Server用にチューニングが為されており、あまり普及しなかった。マイクロソフトは、ODBCのサポートのうち切りを何度か試みており、1996年には、COMをベースにしたOLE DBとそのフロンドエンド用にADO(ActiveX Data Objects)を提供を始める。これも2000年には、同社の.NET戦略に基づいて.NET Framework Data ProviderとADO.NETに置き換えようとしているが、ODBCは最下層のレイヤーとして、DAOはアプリケーションインターフェースとして依然として生き残っている。

JDBC上では、Type1ドライバー(JDBC-ODBCブリッジ)としてJDBCの下層の物理ドライバ使われている。

外部リンク

Microsoft Universal Data Access