コンテンツにスキップ

無垢と経験の歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Luckas-bot (会話 | 投稿記録) による 2011年1月23日 (日) 12:35個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: nl:Songs of Innocence and of Experience)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

『無垢と経験のうた』の口絵

無垢と経験のうた』(むくとけいけんのうた、Songs of Innocence and of Experience)はイギリス詩人、画家、銅版画職人ウィリアム・ブレイク詩集

銅版画職人だったブレイクは1787年頃、独自のレリーフ・エッチングの手法を開発。それを用いた彩色印刷(illuminated printing)により、1789年、詩集『無垢のうた』(Songs of Innocence)を発行した。これはブレイクの彩色印刷による詩作品の最初のものである。その後、詩集『経験のうた』(Songs of Experience)の広告が1793年に出たが、結局発行されることはなかった。『無垢のうた』と『経験のうた』が合本となり、ひとつの詩集として1794年に発行されたのが『無垢と経験のうた』である。この詩集は『二つの対立する人間の魂の状態を示す』(Shewing the Two Contrary Sates of the Human Soul)という副題を持ち、各詩にはすべて手書きで彩色されたイラストレーションが施されている。

『無垢と経験のうた』に収められた詩

無垢のうた

「羊飼い」
  • 序詩 (Introduction)
  • 羊飼い (The Shepherd)
  • こだまする草原 (The Ecchoing Green)
  • 子羊 (The Lamb)
  • 黒人の男の子 (The Little Black Boy)
  • (The Blossom)
  • 煙突掃除の子 (The Chimney Sweeper)
  • 迷子になった男の子 (The Little Boy lost)
  • 見つかった男の子 (The Little Boy Found)
  • 笑いの歌 (Laughing Song)
  • ゆりかごのうた (A Cradle Song)
  • 神さまのイメージ (The Divine Image)
  • 聖木曜日 (Holy Thursday)
  • (Night)
  • (Spring)
  • 乳母のうた (Nurse's Song)
  • 生まれたての歓び (Infant Joy)
  • ひとつの夢 (A Dream)
  • 他のひとの悲しみ (On Anothers Sorrow)

経験の歌

「テルザへ」
  • 序詩 (Introduction)
  • 大地の答え (Earth's Answer)
  • 土塊と小石 (The Clad & the Pebble)
  • 聖木曜日 (Holy Thursday)
  • 迷子になった女の子 (The Little Girl Lost)
  • 見つかった女の子 (The Little Girl Found)
  • 煙突掃除の子 (The Chimney Sweeper)
  • 乳母の歌 (Nurses Song)
  • 病める薔薇 (The Sick Rose)
  • (The Fly)
  • 天使 (The Angel)
  • (The Tyger)
  • わが愛しの薔薇の木 (My Pretty Rose Tree)
  • ひまわりよ (Ah! Sun-flower)
  • ゆりの花 (The Lilly)
  • 愛の園 (The Garden of Love)
  • 浮浪児 (The Little Vagabond)
  • ロンドン (London)
  • 人間の抽象 (The Human Abstract)
  • 幼児の悲しみ (Infant Sorrow)
  • 毒の樹 (A Poison Tree)
  • 迷子になったある男の子 (A Little Boy Lost)
  • 見つかったある女の子 (A Little Girl Found)
  • テルザへ (To Tirzah)
  • 学童 (The School Boy)
  • 古の吟遊詩人の声 (The Voice of the Ancient Bard)
  • ある神のイメージ (A Divine Image)

外部リンク