コンテンツにスキップ

Real-time Transport Protocol

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Luckas-bot (会話 | 投稿記録) による 2011年1月10日 (月) 15:47個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: id:Realtime Transport Protocol)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Real-time Transport Protocol(リアルタイム トランスポート プロトコル、RTP)は、音声動画などのデータストリームをリアルタイムに配送するためのデータ転送プロトコルである。RTSPやH.323のプロトコルのデータ部分に使用される。ほぼ全てのVoIP関連製品は、RTPを利用して、音声情報をIPネットワーク上へ送出している。これは、リアルタイムストリームを運ぶためのプロトコルとしてIETFITUで標準化されている。

RTPパケットを受信したホストは、各パケットの時間の情報から時間的な関係を把握し、データを再生することができる。RTPパケットも他のパケットと同様に、ネットワークを経由して転送されていく中で、喪失や、配送の遅れが起こる。しかし、映像や音声のデータは、データの一部が欠けていても再生が可能であるため、データの受信側では、喪失や、配送の遅れたパケットは無視し、受信側が期待する時間に到着したパケットだけを利用してデータの再生を行うことができる。

TCP/IPアーキテクチャの中でRTPを利用する場合は、RTPはUDPの上位プロトコルとして機能するが、下位層のプロトコルにUDP以外の通信プロトコルを用いることができるようにも設計されている。

関連項目

外部リンク

  • RFC 3550 - A Transport Protocol for Real-Time Applications
  • RFC 3551 - RTP Profile for Audio and Video Conferences with Minimal Control

Template:Link GA