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JavaFX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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JavaFX
登場時期 2008年1月24日
開発者 サン・マイクロシステムズ
最新リリース 1.2.3 / 2010年1月
プラットフォーム Java仮想マシン
ウェブサイト www.javafx.com java.sun.com
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JavaFX(ジャバエフエックス)とはJava仮想マシン上で動作するリッチインターネットアプリケーションのプラットホームである。 開発にはJavaFX Scriptと呼ばれるプログラム言語を用いる。

競合するプラットホームとしてAdobe FlexMicrosoft Silverlightがある。



概要

JavaFXは2007年JavaOne(2007年5月8日)でお披露目された。この時点でRIAプラットホームとしてはすでにAdobe Flexが普及しており、Microsoft Silverlightのリリースが2007年9月6日に迫っていた。JavaFXは3番目のRIAプラットホームとなる。

JavaFXは従来のAWTSwingによるJavaのGUI開発をより簡単に、その表現力をよりリッチにした新しいプラットホームである。JavaFXではアニメーションするGUIを簡単に作成することができ、Java AppletおよびJava Web Startを用いてブラウザを通じて簡単に配布・実行できるRIAプラットホームとなっている。JavaFX自体はブラウザを要さず、単体のJavaアプリケーションとして実行することが可能である。

組込み向けのJavaME上で動作するJavaFX mobileが2009年2月12日にリリースされ、携帯電話、Webブラウザ、単体アプリケーションと幅広い用途に用いることができるようになった。

JavaFX 2.0に向けて

Oracleは2010年のJavaOne(2010年9月20日)において、JavaFX 2.0を2011年下半期にリリースする予定であることを明かし、ロードマップを公表した。同時に、Oracleの目標への取り組みの一部として、JavaFX Scriptを廃止し、JavaFXアプリケーションを生成する、Javaの標準APIに置き換えることを発表した。 JavaFX 2.0では、標準APIを利用してアプリケーションを生成する。このAPIはJRuby, Groovyなど他のプログラミング言語からも利用出来るようになる。しかし、JavaFXスクリプトの特徴の1つであった「バインディング」の実装に問題があり、現在解決に向けて作業が進んでいる状態である。

外部リンク