臨時的採用教員
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臨時的採用教員(りんじてきさいようきょういん)とは、小学校・中学校・高等学校において、当該教諭免許を有していることを条件に、任期を限って任用される教員を指す。
概要
教諭の産休や病休による一時的欠員によることが多い。正教員採用試験に不合格だった者が、腰掛とすることが多い。ただし、同一賃金・同一責任の原則の下、正規教員と同一の職責を負わされる。学級担任、部活動顧問、校務分掌、の職務がある。
その一方で、任用期間があるがゆえに、身分保障がない、退職金が支給されないの不利益がある。ただし、その場合には雇用保険に加入する。法律上の位置付けは、あくまで教諭補である。いっぽう、臨時教員の経験が一定期間あることを条件に、正規の教員採用試験の年齢制限を撤廃する都道府県もある。
各都道府県によって、対応が異なる。当該教員免許を持っていることを前提に、教育事務所(小・中学校)、各都道府県教育委員会(高等学校・特別支援学校)に登録して教育現場からの連絡があり任用される場合と、採用試験があり、合格したら、任用される場合とがある。