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Open Scripture Information Standard

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Open Scripture Information Standard (OSIS) は、XMLの応用(あるいはスキーマ)で、旧約聖書、神学的な注解書、その他関係する文学作品のタグを定義します。

OSISスキーマは、アメリカ聖書協会Society of Biblical Literatureらが加盟する合同委員会であるThe Bible Technologies Groupによって開発されました。United Bible SocietiesSummer Institute of Linguisticsなどの国内の様々な聖書協会及びボランティアの専門家も参加しています。幹部は、Steven DeRose (代表)、 Kees DeBlois (副代表)とPatrick Durusau (編集)で構成されています。2006年中期時点では、バージョンは2.1.1です。

このスキーマは、Text Encoding Initiativeに類似していますが、(多くの不要な構成を排除することによって)より単純な構造になっており、また一方で、遥かに細部に渡るメタデータと書章節及び節中の具体的な箇所を識別するため公式聖典参照システムを追加しています。

メタデータは、その作品自身および、その作品が参照する作品の"作品表明"を含みます。(原文: The metadata includes a "work declaration" for the work itself, and for each work it references. )

作品表明は、Dublin Core基準に則った基本的目録を提供し、作品に(XML namespace宣言に似た)ローカルな短い名前を割り当てます。

OSISは、overlapping markupの符号化にも配慮しています。何故なら、聖書には、 そのようなマークアップが頻繁に現れるからです。例えば、節が段落境界をまたがっていたり、その逆の場合などです。OSISスキーマでは、互いに他に含まれないようなXMLタグを符号化するための手段を導入しました。この手段は、Trojan milestonesや"Clix"として知られています。Extreme MarkupとBalisage Conferencesについては、以下の文章を参照してください。

関連項目

外部リンク