コンテンツにスキップ

Compact HTML

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。210.197.189.94 (会話) による 2010年5月2日 (日) 07:05個人設定で未設定ならUTC)時点の版 ({{HTML}})であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Compact HTML(こんぱくとえいちてぃーえむえる、cHTML)は、携帯電話PHSPDA向けに表示可能なウェブページを作成する際に使用するHTMLに似たマークアップ言語。CHTML、コンパクトHTML、iモード対応HTML(iHTMLとも称する)などとも言う。

仕様

文法は基本的にHTML3.2とそれ以前のサブセットである。ゆえに、フルセットのブラウザ(フルブラウザ)と下位互換性がある。

狭いディスプレイでは表示できない要素等の不要なものが省かれた。また、データ転送量の削減のため、タグ自体の表記も短いものになっている。

文字コードShift JISのみに対応しており、また半角カナの使用が認められている。画像データはGIF形式のみの対応となっている。しかし、最近のものはJPEGや端末によってはPNG画像にも対応できるものが多い。

沿革

NTTドコモiモードにもCompact HTMLとほとんど同じ言語が採用されている。iモード対応HTMLでは、電話番号へのリンクを埋め込む機能(tel要素)などが追加されている。

WAP2.0の規格制定にあたっては、玉虫色的妥協が図られ、コンテンツ記述言語として WML, cHTML, XHTML Mobile Profile(XHTML/MP) の3つが併記された。しかし実質的には XHTML/MP が後継となり、cHTML は WML とともに忘れ去られるべき仕様となった。

cHTML形式のメール

携帯電話・PHSのメールにおいて cHTML の編集・表示に対応したサービス・端末も提供されている。

関連項目