根管長測定器
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根管長測定器(こんかんちょうそくていき)とは歯科治療における抜髄、感染根管処置の治療の際に用いる測定測定装置。
概要
抜髄、感染根管処置の治療にあたっては根尖部までしっかりと感染物質を除去し、その後、充填材により最終的に根尖部まで綿密に充填すべきというものが現状の歯科医学の考え方である。それにあたって湾曲をしている根の正確な長さの把握が不可欠である。根管長測定器は口腔粘膜と根管内に挿入した測定電極の先端との間のインピーダンス値を測定することにより根の長さを把握する装置である。口腔内の状況により一定の誤差が生じるためX線写真での測定、平均歯根長などのデータと組み合わせて用いる事が推奨される。
仕組み
口腔粘膜と根管内に挿入した測定電極の先端との間のインピーダンス値は、人種、年齢、歯種による差がほとんどなく、一定の値(6.5kΩ)をとるという性質を利用している。
使用方法
根管長測定器より伸びた電極の1つを口角部に、もう1つの測定電極をファイルに取り付け、ファイルを根管内に挿入していく。
主な製品
- ルートZXmini、デンタポートルートZXモジュール(モリタ製作所)
- ジャスティ3(ヨシダ)
- アピット7(オサダ)
- エンドドンティックメーター(コマツ)
- Sono-Explorer MKII Junior
外部リンク