Hierarchical File System
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HFSとは、Hierarchical File Systemの略で、Mac OSにおけるファイルシステムのひとつである。 日本ではしばしば「Mac OS 標準フォーマット」ともいう。
HFSではブロックサイズが大きいため、大容量記憶装置を利用する際に効率よくファイルを書き込めなかった。 例えば、4KBしかないデータでも、記憶装置に書き出すと数十KBものデータになってしまうことがある。 そこで、HFSを拡張し、ブロックサイズを最小4KBまでに縮小したファイルシステム「HFS+(Mac OS 拡張)」が開発された。 これにより、どんなに記憶容量が大きい記憶装置でも効率よくファイルを書き込めるようになった。 HFS+ではさらに、データフォークとリソースフォーク以外のフォークも扱えるように設計されているため、 将来新たなフォークが設計されても対応できる。
HFS+のブロックサイズは最小で4KBであり、つまり、これよりも小さいファイルを作成した場合は無駄が出来てしまうが、 これ以上小さくしてしまうとアクセス速度が落ちるだけという理由から、このサイズに落ち着いている。
HFS+が扱えるファイル数の上限
ファイルサイズ | 2TB |
ファイル総数 | 2,147,483,647ファイル |
フォルダの1つの階層に保存できるファイル数 | 32,767ファイル |