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Compact HTML

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Compact HTML(こんぱくとえいちてぃーえむえる、cHTML)は、携帯電話PHSPDA向けに表示可能なウェブページを作成する際に使用するHTMLに似たマークアップ言語。CHTML、コンパクトHTML、iモード対応HTMLなどとも言う。

文法は基本的にHTML3.2とそれ以前のサブセットである。故に、フルセットのブラウザー(フルブラウザー)と下位互換性がある。

狭いディスプレイでは表示できない要素等の不要なものが省かれた。また、データ転送量の削減のため、タグ自体の表記も短いものになっている。

NTTドコモiモードにもCompact HTMLとほとんど同じ言語が採用されている。iモード対応HTMLでは、電話番号へのリンクを埋め込む機能(tel要素)などが追加されている。

文字コードShift JISのみに対応し半角カナの使用が認められている。画像データGIF形式のみの対応となっている。しかし、最近のものはJPEGや端末によってはPNG画像にも対応できるものが多い。

WAP2.0の規格制定にあたっては、玉虫色的妥協が図られ、コンテンツ記述言語としては、WML,cHTML,XHTML/MPの3つが併記されたが、実質的な記述言語としては、XHTML/MPが後継となり、WMLとともに、cHTMLは、忘れ去られるべき仕様となった。

cHTML形式のメール

携帯電話・PHSのメールにおいてcHTMLの編集・表示に対応したサービス・端末も提供されている。

関連項目