3つの演奏会用練習曲

3つの演奏会用練習曲（原題、Trois études de concert、S144/R5）は、フランツ・リストによって作曲されたピアノ曲集である。

1848年頃ヴァイマルにおいて作曲、1849年出版。リストより年下の叔父である、エドゥアルド(Eduard Liszt、1817年-1879年)に献呈された。

練習曲とは思えないほど甘美な詩情にあふれた曲集であり、演奏会等でも好んで演奏される。

曲の構成

1. 悲しみ (ピアノ曲)(Il lamento)
2. 軽やかさ(La leggierezza)
3. ため息(Un Sospiro)

リスト自身は作曲当時、標題はつけていなかったが、フランスで『3つの詩的なカプリース』(Trois caprices poétiques)として出版される際に上のように標題がつけられ、現在もそれが使われている。