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Active Template Library

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Active Template Library (ATL) は、COMプログラミングを簡単に行えるようにするためのマイクロソフトによるテンプレートベースのC++ライブラリである。様々なCOMオブジェクト、OLEオートメーションサーバ、ActiveXコントロールを開発できるように作られている。ATL 1.0は1996年に公開され、Visual C++ 6.0からVisual C++にATLが付属するようになった。

インターネット用のコントロールはMFCも利用できるが、ウェブサーバーからネットワーク経由でダウンロードするためにコントロールは小さくコンパクトであることが求められる。MFCアプリケーションは巨大になる傾向があり、DLLをサポートする必要がある。ATLではDLLをサポートすることなく小さなコントロールを作成できるため、ATLはある意味でCOMコントロールの開発環境としてMFCに対する軽量の代替物である。

また、ATLにはWindows APIのラッパーとして利用できるクラスもあり、WTLと併せて通常のWindows用のアプリケーションソフトウェア作成にも用いることができる。

関連項目