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COMIC NETWORK

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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COMIC NETWORK(こみっくねっとわーく)は、九州地方を中心に開催されている同人誌即売会である、主催はコミックネットワーク事務局が行っている。

元々は、九州の即売会主催者が80年代後半に合同で設立した即売会で、「COMIC NETWORK」をはじめ「Comic Zeal」、「FUKUOKA COMIC SPACE」、「COMIC KIDS」、「COMIC SATELLITE」などの同人誌即売会(100スペース規模の小規模なイベントから3000スペース規模のイベントまで)を福岡市内で開催し、福岡以外の九州・中国地方の県庁所在地や主要都市では「COMIC NETWORK LAMBDAX」という小規模なイベントを各地で開催するまでに成長した。

最盛期には、九州内外から委託参加も含め多くの同人サークルを集め、全国的に名前を知られるようになったが、その一方で同団体が主催する即売会の運営上での不手際や、ずさんな事務処理が目立つようになり、90年代半ばをピークに参加者を減少させる結果となった。 主なものとしては、同事務局が行っていた同人誌の委託参加システム「COMIC HOUSE」において、スタッフ間のトラブルにより、サークルの個人情報や同人誌売上データを紛失し、委託参加サークルに売上金が支払われない(サークルによっては、10万円相当)というトラブルや、サークルチケットの未着で、せっかくサークル参加を申し込んだのにも関わらず、イベント当日に参加出来ないサークルが続出するというトラブル等を多く発生させた。

コミックネットワークでは長らく連絡先が私書箱止まりであること(確実に返事が来る保証もない)、また2000年代に入ってからも公式ウェブサイトなどの媒体を一切持たず(非公式サイトが参加者有志によって作られるほど)、主催との確実な連絡手段が乏しい事から次回のイベント情報をつかむ事が難しい(公式なイベント開催情報はコミックネットワークに足を運ばないと手に入らない)事も参加者減少の原因のひとつといえるため、改善が望まれている。

また、中国地方や九州の一部の地域や都市では、サークル参加者の減少や会場使用予約の確保の難しさなどの理由により、イベントの休止や撤退が進み、現在では福岡、佐賀、長崎、熊本の各都市での開催のみとなっている。

また、福岡市内のイベントにおいては、2001年10月21日開催の「Comic Zeal43」より、事前の告知なしに撮影機材の一切の持ち込みが禁止され、多くのコスプレイヤー・撮影者の参加が途絶えたことも参加者減少の一因といえよう。

さらに、2008年12月23日開催の「COMIC NETWORK NOAH4」においては、「サークル数の不足(主催談)」により開催5日前に中止の告知を「サークル参加者のみ」に行い、当日は説明スタッフも張り紙も存在しないという前代未聞の不手際を起こし、わずかに残されていた参加者からの信用を一気に失うこととなった。

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