コンテンツにスキップ

Linear Executable

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。210.138.194.104 (会話) による 2008年10月21日 (火) 17:28個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Linear Executableとは、OS/2Microsoft Windowsそして、一部のDOSエクステンダで使われたオブジェクトファイルフォーマットである。最初にOS/2 2.0で導入された。

特徴はIA-32プロテクトモードを意識した、16ビットおよび32ビットの複数のセグメントに渡る実行イメージを保持可能なことである。特にWindowsにおいては、その性質上16ビットコードと32ビットコードが混在する必要のある仮想デバイスドライバ(VxD)で使われた。

他のEXEフォーマットの拡張フォーマットと同様に互換性のために、対応しないオペレーティングシステムで実行した場合、対応していない旨を表示して終了する等のDOSプログラムを最初に付ける事になっている。その拡張ヘッダから指されたオフセットに'LE'または'LX'と言うシグネチャで始まるファイルヘッダがある。(WindowsのVxDでは常にLE)

尚、Windows NT系に於いてはドライバも全てPortable Executableになっており使われていない。

外部リンク