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Opcode

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Opcode Systems, Inc(オプコード・システムズ)は1985年アメリカ西海岸のパロアルトにて設立されたソフトウェア会社。MIDIシーケンスソフトウェアのVisionシリーズやMIDI(オーディオ)インターフェイスを生産した。

また、Standard MIDI File (SMF) や、Macで事実上の標準であったMIDIドライバーのOMSを提唱するなどDTM 黎明期に多大なる貢献を果たした。

1998年、Opcode社はGibson社によって買収され、Opcode製品の開発は1999年にストップする。Opcodeの元従業員の何人かは、Digidesign社やアップル社に移り、アップルではMac OS XCore AudioやMIDIソフトウェア開発に従事したと言われている。

2002年のNAMMショーにて、オーディオ/MIDIインターフェイスが発表されOpcode社の復活が話題になったが、その後の動向ははっきりしていない。(Vision開発停止によって失ったOpcodeブランドの信頼を回復できていない。)

主なソフトウェア

Vision
1987年発売。ステップ・リアルタイム入力機能を装備したMIDIシーケンスソフト。
Studio Vision
1992年。Vision にオーディオ機能を統合したソフトウェア。Digidesign社との共同開発。
Galaxy
MIDI パッチエディター、ライブラリアン。
Open Music System (OMS)
MIDI インターフェイス環境。
Max (Max/MSP)
フランス国立音響音楽総合研究所(IRCAM)にて1986年より開発され、1990年にOpcode から一般発売された。GUI を擁するプログラム開発環境。現在は、Cycling '74社により保守、管理されている。
Overture
楽譜作成ソフトウェア。一時期Rolandが日本代理店として販売していた。 現在ではGeniesoftから販売されている。

関連項目