北枕
北枕(きたまくら)とは、頭を北の方角へ、足を南の方角へ向けて寝ることを指す。
概要
仏教の祖である釈迦が入滅の際、北の方角へ頭を置いて横になった“頭北面西”(ずほくめんさい)といわれることから来ている。これは仏教が将来、北方で久住するという考えから“頭北”が生まれたものである。ただし、この説は北伝の大乗仏教のみで後代による解釈でしかない。
日本では釈迦の故事にちなみ、死を忌むことから、北枕は縁起が悪いこととされ、死者の極楽往生を願い遺体を安置する際のみ許されていた。
諸説
健康
北枕は、心臓への負担を和らげるため体にいいとされる考えがあり、『釈迦が北へ枕を向けたのもそのため』とする説もある。
風水では頭寒足熱の理にかなった運気の上がる寝方とされており、「頭寒足熱」説は体にいいとされる根拠の一つとなっている。
また、「頭寒足熱」説以外に「地球の磁力線に身体が沿っているから」とする説も、一部の書籍やテレビ番組[誰?]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。で取り上げられている。但し、地球の磁力線は水平面に平行しているわけではなく、伏角(地球の磁力線と水平面との角度)と呼ばれる角度だけ傾いているため、北枕にして水平に寝ても「磁力線に身体が沿った状態」とはならない。例えば、京都付近でいえば、北枕とした場合、水平面から50度ほど枕を下げた方向に磁力線が走っている。[1]
その他の諸説
『良い夢を見る』ともいわれ、赤ちゃんを自由に動ける状態で寝かせると、北東か北を頭にして眠るという研究結果[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。や、「北枕で寝るとお金が貯まる、お金持ちになれる。」といった俗説もある[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
関連項目
- 死者
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