Microsoft Windows Server 2008
開発者 | Microsoft |
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OSの系統 | Microsoft Windows NT |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | プロプライエタリ |
最新安定版 | Build 6001 / 2006年12月21日 |
プラットフォーム | x86, x64, Itanium |
カーネル種別 | ハイブリッドカーネル |
既定のUI | CUI、GUI |
ライセンス | Microsoft EULA |
ウェブサイト | Microsoft Windows Server "Longhorn" Beta 2 ホーム |
Windows Server "Longhorn"(ウィンドウズ サーバー "ロングホーン")は、Microsoftが開発中のWindows Server 2003の後継となる次期サーバ用オペレーティングシステム、およびコードネーム。
Longhornは、Windows Vistaのコードネーム。Server Longhornということは、サーバー版Longhornということになる。
現在は、MSDNサブスクライバ契約者、Technet契約者のみベータ版を評価できる。製品版リリースは2007年後半または2008年に計画されている。
サポート予定のプラットフォーム
Windows Server "Longhorn"はx64やIA-64という64ビット環境を主軸にしているが、x86プロセッサ(32ビット)もサポート予定である。予定されているWindows Server "Longhorn"のR2では64ビットのみのサポートとなる。 またマルチコアプロセッサへの最適化も行われる。
エディション
現在はどのようなエディションがリリースされるか分かっていない。
ただ、サーバの展開規模にあわせた幾つかのエディションが予定されている。
機能
Windows Server "Longhorn"はWindows Vistaと同じコードから派生してビルドされているため、Windows Vistaに搭載されている機能は取り込まれる予定である。
- Server Core
Server CoreはGUIを(つまり、Windows Explorer)をインストールせず、CUIでのOS操作を行う。GUIをインストールしないのはWindowsでは初めてとなる。コマンドラインでサーバーを管理する。Server Coreは、Active Directoryのドメインコントローラ、DNSサーバ、DHCPサーバ、ファイルサーバとして機能する。
- Server Core Plus
- Server Coreにシェルや.NET FrameworkにMMC(マイクロソフト管理コンソール)といったコンポーネントが追加されたもの。
- Windows Hypervisor
XenSourceとの協力の下、複数のOSの実行がCPUレベルでサポートされるようになる。この機能を利用するにはIntel VTやAMD virtualizationといったCPUレベルでの仮想化の対応が必要となる。
- EFI
- Read-Only Domain Controller
Windows Server "Longhorn"から導入されるActive Directoryの新しい新しい構築方法。ドメインコントローラのセキュリティが物理的に保証できない場所に配置することができるようになる。
- Internet Information Services 7
- RIS(リモート展開サービス)
- Windows SharePoint Services 3.0
- WIM(Windows Image Format)を用いたイメージベースのセットアップと配置ツール
- OSの完全なコンポーネント化
- カーネル以外の修正モジュール適用時の再起動不要
- ターミナルサービス
また、一部の機能はWindows Server 2003やWindows Vistaでもサポートされる予定である。
システム条件
- デュアルコア以上のプロセッサ
- ACPIがサポートされているハードウェア環境